先日の「関ジャム 完全燃SHOW」で一流アーティストのプライベートスタジオ紹介をされているのを見ました。
こだわりのつまった素晴らしい空間でとても興味深く見たのですが、はたと我に返って自分の部屋を見渡すと、一応「歌ってみた動画」を作っている自分の部屋は、程遠いどころか音楽要素自体かなり薄い(キーボードが1台あるだけ)というのも面白いもんだなと思いまして…。
まあそれは、一流アーティストとはやってることが天と地ほどの開きがあるので当然といえば当然なのですが。
去年の終わりころから「自作カラオケで全パート一人で歌ってみた」という動画作成をしています。
動画をまとめたブログはこちらです→Hal-monia
ということで、カラオケ音源を作成したり、多重録音をする為の機材やスペースが必要になってくるわけです。
ボーカルの多重録音は去年から始めたものですが、カラオケ音源作成(打ち込み)は随分前からやっていたことで、自分の中でもその時によって使っている機材の移り変わりがあるので、今現在のものを記録しておくのも後々いいかな〜と思いました。
タイトルに「シンプリスト」と一応入れてみたものの(笑)、シンプリストだろうが、そうでなかろうが、必要なものは必要なので、実はあんまりそこは関係ないんですけどね…。
一応他の記事タイトルとの並び的なことで入れてみました…。
機材一式
めちゃくちゃ少ないですが、リストアップしてみます。
というか極端な話、GarageBandというアプリが元々入っているiPhoneユーザーなら、とりあえずやってみることは今すぐできますね。
DAW(コンピューターを使った音楽作成ツール)
○GarageBand
iPhoneとMacに初めから入ってました。
コンピューターで作ったフレーズと録音した音データを同じように扱えるアプリです。
カラオケ作成とボーカル録音に使っています。
凝ったことをしなければiPhoneだけ(iOS版)でもできるのですが、曲の途中でテンポを変えたい…などMac版でしかできない処理もあるので両方使います。
データのやり取りは「AirDrop」でワイヤレスで簡単にできるので楽ちんです♪(でも実は最近やっと初めて使ってみたのですが)
まあ、あと単純に画面が大きい方が何かと便利です。
○別ブログですが、GarageBandについて綴っている記事はこちら→Hal-monia「「ガレバン(GarageBand)縛り」は潔いか?」
○2019.10 iPad mini5 を購入したので、打ち込みはそちらを使うようになりました♪
こちらの記事も別ブログですが…「iPad mini5を迎え入れて打ち込み開始!」
ワイヤレスMIDIアダプター
○YAMAHA MD-BT01
コンピューターにフレーズを入力していく方法はいくつかあるのですが、MIDIという規格で接続した楽器を演奏することによって入力する方法を取っています。
録音ではなく、音のデータ(音の高さ、長さ、強さ)を送るということですね。
今はワイヤレスで通信できるキーボードも沢山売られているのですが、私は元々ピアノを習っていて小さな鍵盤にどうも馴染めないので、元々使っていた普通のキーボードでワイヤレスMIDI送信できるという、この製品を見つけた時は軽く小躍りしました(笑)
(それまでは実際のコードで接続していました。但し、接続先の機材は古くなった為一旦処分しています)
ただ、私が今使っているガジェットで、ワイヤレス入力できるのは今の所iPhoneだけなので小さな画面と格闘しています(笑)
でもiPhoneだから起動も気軽だし、隙間時間を使うには向いているかもしれません。
キーボード
○CASIO GZ-500
普通のキーボードです。
随分昔に買いました。
それも楽器屋さんではなく、市内のスーパーの家電売り場で1万円ほどでした。
「入力」の為のキーボードなのでそれ自体の音のこだわりなどは全くなかったんです。
ただ、「MIDI端子が付いていること」、「ピッチベンドホイールが付いていること」がポイントでした。(写真の左端にある半円形のグレーのつまみ)
この「ピッチイベンドホイール」は音を鳴らしながらスライドさせると音を滑らかに上下させることができるというものです。
ギターで「ギュイ〜〜〜〜ン!!」とか鳴る音の表現ができたりするんですね。
あと、私がコピーする曲はミュージカルなどが多くてどっちかというと元々のGarageBandの守備範囲ではない音色(オーケストラ寄り)を多用するので、どうしても使いたい音がキーボードにしか無い時は、キーボードの音をサンプリングして使っています。
それでも最近は金管・木管楽器が増えて嬉しい限りです。
(というか、増えたのでガレバンでもできるかな、という気になった感じです。あとはハープとティンパニとハープシコードとレブシンバルがあれば…まだまだあるな…笑)
入力はイヤホンでしているので音自体は聞こえないのですが、鍵盤を叩く音だけカタカタ聞こえるようです。
ピアノ出身者はみんなそうだと思うんですが、ピアノはもっと鍵盤が重いのでどうしても強く押しちゃうみたいなんですよね(笑)
早いフレーズを正確に弾こうと思うとカタカタ…ガタガタガタ!!…なんてなってしまって、家族に「何してたん?」などと聞かれてしまうこともありました。
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ボーカル録音用マイク
○LINE6 SONIC PORT VX
マイク内蔵のオーディオ・インターフェースです。
以前(結構昔)シーケンスソフトで打ち込みをやっていた時はセット購入していたので説明図通りにコードを差し込んで使っていたのですが(ほんと、機械は難しい…)、iPhoneに入っていたアプリで気軽にやっちゃおうとなると、ふと問題に気づきまして…。
それは…音の重ね録りをするには前の録音を聴きながらやるわけですが、その時録る音に前の録音は混ぜたく無いわけですよね(どんどんダブっていくから)。
となると、イヤホンで前の録音を聴きながら、今歌ってる音だけを録りたい。
でも普通のマイクがイヤホンジャックを使うと、イヤホンを挿すところがない!
あれ!?と(笑)
そういう時のためにオーディオ・インターフェースというものがあるんですね(いっぱい色々挿せる→言い方)。
多分今まで使っていた一式の中にもあったんでしょうが、何がなんだかわからないまま、雰囲気と耳だけでやってたもんですから、今になってやっと少し仕組みを理解した次第です(笑)
その時はボーカル録音なんてしてなくて、打ち込みだけだったので…。
(音源の箱だと思ってたんですよ。でも多分アレだな…笑)
人は問題にぶつかって色々学べるということでしょうか(笑)
今まで大体のことを雰囲気でなんとなくやってまいりました、ワタクシ、はるでございます。
まあ、途中の話が長くなりましたが、そのオーディオ・インターフェースにマイクが内蔵されているとなるとシンプリストとしても非常にありがたいことです。(お、やっとここで「シンプリスト」の文字が!)
使用感としては、時々、音がずれたりなどご機嫌が麗しくない時もあるのですが(レビューを見ても結構あることらしいです)、そんな時はガジェットを変えたり、可能ならアプリのアップデートなどによって改善したりしていますので、今のところコンパクトに便利に使っています。
値段の割に音がまあまあ良いというのも多い意見のようです。
あとは本当に使っているガジェットとの相性問題でしょうか。
接続しているiPhoneから電源を取ってくれるので、これまたワイヤレスで”押し入れ防音室ユーザー”としても助かるところ。
また、使いたい時にiPhoneの充電が少ない時なんかは付属のマイクロUSBケーブルを使って充電しながら使うこともできるので(押し入れ持ち込み時はモバイルバッテリーで)大丈夫です。
風防(ウインドスクリーン)
○キクタニ ポップブロッカー ネット直径10cm PO-5S
上記のマイクと一緒に購入しましたが、まだどこでどんな風に使うか決めていないタイミングだったので、実は実際使う段になってどうやって固定するかちょっと悩みました(笑)
結局、別の機材に付属していた三脚にクリップを挟んで使っています。
やっぱりこれがないと息の「ボフッ」という音が入ってしまいますね。
必需品ですね。
ボーカル録音用ブース
○押し入れ防音室
ブースなんてそんないいもんじゃないですが、押し入れの空きスペースに遮音材、吸音材を施して録音スペースとしています。
こんな簡易式のものではありますが、それでもこれができなかったらこんな活動は実現していませんでした。
練習ならともかく、録音するとなるとやはり思いっきり声を出せる場所が必要ですが、それを色々考えても、貸しスタジオは頻度からいって現実的ではない(費用面、移動時間)、カラオケも同じ(しかも他の部屋の音も結構大きい)、車…は意外と結構音漏れしているようですので、駐車場所を選ぶ…ということでなかなか難しいのが現状なんです。
実際やってみて思うのは、時間の取れ方というのが日常的には1〜2時間くらいとか、なんなら30分とかだったりするんですね。
それが1日に何回かだったり、全然無かったり。
まとまった時間を継続して作るというのはなかなか難しいし、もし取れたとしても、半日も歌いっぱなしというわけにもいきません。
それを思うと部屋の中にそういうスペースがあるのはぴったりなんです。
立って歌えたら…とか、完全防音だったら…なんて上を見ればキリがありませんが、現実的に考えてとりあえずこれで満足しています。
その他
使ったり使わなかったりするものは…
○ZOOM H1 Handy Recorder とコード
カラオケを作ったらそのまま空いてるトラックにボーカルを入れていかずに、一旦それでFixさせて、一つの音源にしてから新たなプロジェクトを作ってボーカルの多重録音をしています。
いつデータが飛ぶかわからない中、所々で保険をかけておきたいという気持ちからです(笑)
それをこのハンディレコーダーで録音する時もあれば、「AirDrop」で飛ばすこともできるし…という感じで。
DTMあるあるだと思うのですが、音が小さい問題(音圧なんでしょうが)で、出力音量や入力レベルの工夫で少しでもなんとかならないか…と工夫する時はレコーダーを使います。
最近では「Audacity」(無料の音声編集ソフト)の使い方も少しずつ勉強しているので、どちらかで”できるだけどうにかする”というつもりでいます。
(簡単に音圧を上げられるプラグインというのがあるらしく、結構真剣に購入を考えてもいるところではありますが…すごく良さそうなんですよね…)
→「DeePopMax」2020.3 導入しました♪ レバーをグイッとあげるだけの超簡単プラグイン♪
…ということで
ただ機材の数を減らすということならやり方次第で(当然、音質には響いてきますが)なんとでもなりますし、こだわるならどんどん機材をグレードアップさせたり増やしたりもすればいいのですが、今現在はこんな感じでやっております。
マイクと風防は常に押し入れ防音室に入っているので、部屋の見た目としてはキーボードが1台あるだけで「昔ピアノを習ってて、たまに弾いたりしたい人」みたいな風情なのでした(笑)
まあ、ほとんどそれで合ってるんですが。
それにしても、機械の進歩って素晴らしいですね♪
昔は打ち込み一つするにも、もっと”費用”がかかっていました(笑)
ありがたい♪
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