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【ロシア時代劇ドラマ】「エカテリーナ」を見ました 感想:〜豪華絢爛!〜

雑記

BS日テレで昨年末から放送されていた、ロシアの歴史時代劇ドラマ「エカテリーナ」(全22話)を見てみました。

元々豪華なお城やドレスなどを見るのが大好きで、それがきっかけだったのですが、ドラマ自体も波乱万丈な女帝の人生を描いたとあってスリリングな展開で一気に引き込まれて見終わったという印象です。

いつもは中国ドラマばかり見ている私。
耳慣れないロシア語がとても新鮮でした。
考えてみたら、こんなに長い時間ロシア語を聞いているのは初めてかも。
まあ、何時間聞いてもわかる気はしませんが(笑)。

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主なキャスト

エカテリーナ2世(エカテリーナ・アレクセーエヴナ):マリーナ・アレクサンドロワ

エリザヴェータ女帝(エリザヴェータ・ペトロヴナ):ユリア・アウグ

ピョートル3世(ピョートル・フョードロヴィチ大公):アレクサンドル・ヤツェンコ

パーヴェル・ペトロヴィチ大公(後の皇帝・パーヴェル1世):エゴール・シャラショフ(幼少期)/パーヴェル・タバコフ(青年期)

グリゴリー・グリゴリエヴィチ・オルロフ(中尉→伯爵、エカテリーナ第三の愛人):セルゲイ・ストレリニコフ(シーズン1)/セルゲイ・マリン(シーズン2)

グリゴリー・アレクサンドロヴィチ・ポチョムキン(中尉→公爵、エカテリーナの第四の愛人):ウラジーミル・ヤグリッチ

ソフィア・ステパノヴナ・チャルトリスカヤ公爵夫人(エカテリーナの女官で友人):リューバヴァ・グレシノヴァ

キャラクターについて一言ずつ…

●エカテリーナ2世(エカテリーナ・アレクセーエヴナ):マリーナ・アレクサンドロワ
 →まずはその美貌でこのドラマに興味を持ちました。エカテリーナの聡明さと気丈なところと、波乱万丈の人生をどこか少し楽しんででもいるかのような眼差しが印象的です。
そういういろんな要素を、一目見てイメージさせるくらいに体現されている感じがして素敵でした。

ピョートル3世(ピョートル・フョードロヴィチ大公):アレクサンドル・ヤツェンコ
 →キャラクターとしては、決して万人ウケするタイプではないと思うんですが(子供染みていて、ネガティブで、人に対して心を閉ざしている)、同時に、意外な優しさや他人に対する理解も少しだけあって、そういう相反する要素を違和感なく体現されていて、もう「そんな人を見た」という印象しかないです。演技というよりは。最期も「らしく」て、ちょっと哀れな感じでした。

パーヴェル・ペトロヴィチ大公(後の皇帝・パーヴェル1世):エゴール・シャラショフ(幼少期)/パーヴェル・タバコフ(青年期)
 →公にはエカテリーナとピョートル3世の子供ということになっている皇太子。幼少期からあんまり「いわゆる理想の皇太子」然とはしていなくて、なんとなく「他に誰かいないかな〜」みたいに思わせる雰囲気の人(すみませんね…まあ、お父さんもそんな感じだったし)だったのが、青年期になって、恋を知って大人びてから(具体的には髪型をすっきりと上げてから…!)の美男子への変貌ぶりはビックリしました!(笑)いや〜、急にいい男になりました!

ソフィア・ステパノヴナ・チャルトリスカヤ公爵夫人(エカテリーナの女官で友人):リューバヴァ・グレシノヴァ
 →女官でありながら友人というところが、なんともヨーロッパっぽいと思うのは私だけ?(笑)でも、エカテリーナと恋愛についておしゃべりするくだりなんかは本当に友人という感じ。若くして未亡人となり、美しくて、明るくオープンな感じで恋愛にも奔放なタイプだったようです。この女優さんも、本当に一目見て人を惹きつけるような魅力がある方でした。素敵だったな〜。

グリゴリー・アレクサンドロヴィチ・ポチョムキン(中尉→公爵、エカテリーナの第四の愛人):ウラジーミル・ヤグリッチ
 →勇敢でありながら、控えめな性格の将校。エカテリーナより10歳年下だそうで。端的にいうと、好みのキャラクターでした!(笑)エカテリーナが心から愛した男性とのこと。わかるよ、その気持ち!(笑)

良かったところ

とにかく画面が美しい!豪華絢爛!

建築物、衣装、装飾品、小物に至るまでとにかく美しく、そして時代感の再現がとても説得力がありました。
衣装もぱっと見だけでなく、アップになった生地も本当に美しくて見入ってしまいました。

髪型も見事でカツラなどは使ってないように見えます。
本当に自然な感じで結い上げられていて、しかも美しかったです。
(でもWikipediaによると当時の正装はカツラだったらしいです)

とにかく、どのシーンを切り取っても「絵画みたい」なんですよね…。
ず〜っと見ていられそう。

時代のリアリティに浸れる

とにかく私の一番の目的が時代感をじっくり味わいたいというものなので、そういう点でもとても良かったです。

美しい調度品に窓から射す光が当たって「ああ、やっぱり電気がないとこんな感じなんだな」とか、夜は燭台の明かりだけで過ごす様子も素敵でした。
でもやっぱり部屋の隅はかなり暗くて、そりゃ夜は怖いよな〜なんて思ってしまったり(笑)

高貴な女性の衣装は着るたびに身頃をいちいち縫い合わせていて「本当に、いちいち大変だな〜」「あれ、ちょっとでも針が刺さろうもんなら、とんでもないことになるんだろうな〜」なんて余計なことも考えたり…。

部屋のテーブルには果物が常に用意されていて、話をしながらぶどうを口に運んだり、お酒を飲んだり…。
ちょっと手を洗いたい時には、水差しから水を出して洗面器のようなものの上で洗うという感じ。

もちろん私も全然その手のことについて知識があるわけでもなんでもないのですが、とにかくツッコミどころがなく、自然と「ああ、この時代はこうやって生活していたんだ…」なんてのめり込んで見ていました。
タイムスリップして見ている感覚というか。

すみませんねぇ。そんなところばっかり見てて(笑)。
まずはそれが見たくて時代劇を見てるようなもんですから。

歴史のお勉強になった

まずはこれ、なんでしょうけどね(笑)

興味はあるものの歴史にはそれほど強くなくて、人名を聞いたことがあるかないか…くらいの感じなのですが、ドラマで時系列や人物の感情・思惑などをきちんと順序立てて見られることで、歴史の流れみたいなものはなんとなく入ってきました。

端的に文章で書かれたものだけを読んでも、全然頭に入ってこないですから…。

ストーリーは”スリリングで目が離せない感じ”

そういえば…くらいの知識なのですが、エカテリーナは外国から嫁いできて、その頭の良さで女帝に上りつめた、というところと、とにかく愛人が多かった…くらいしか知らなかったんですよね。
でも、そのポイントだけ聞いてもどんな人生だったかはとても興味深いところです。

ドラマとしても、その波乱万丈の人生を描いているということで、画面の美しさとは裏腹に「宮廷なんて、なんて怖いところだ」という思いが募るばかり(笑)。
頭が良いとはいえ、まだ少女で外国へ来て、妃としての資質を試されているなんて、それだけでも十分心細いのに、その立場から自分が何かを仕掛けなくても、もうすでに命を狙われている…なんてハードすぎます…。
私だったら即辞退するわ…なんて思っちゃいますが、フレデリーケ(エカテリーナの改名前の名前)にとっても後に引くにも引けない状況でもあったようで…。
その覚悟たるや…いや〜すごい。

とにかく強く、偉くならなければいつ消されてもおかしくないという世界で生き抜いていく女性の物語はとてもスリリングでパワフルでした。

と、同時にただ強いだけではない、女性としての側面も垣間見ることもできて人間味も感じられました。
まあ、それにしてもちょっと愛人が多すぎるような気もするけど、ポチョムキンとのエピソードはとても切なくてキュンと来るシーンでした。
もうちょっとその辺のくだりも見たかったけど、内容の割に少ない話数のドラマですから仕方ないんでしょうね。

見ていて大変だったところ

悪いところ…ではないのですが、見ていてちょっと大変なところも少しありました。

人名が覚えられない(笑)

名前がですねぇ…長い!(笑)
そして、似てる…というか被ってる人多くないですか?

アレクセイとか、グリゴリーとか、ピョートルとか、それと似た名前…。
その人物が画面に映ってるシーンはいいんですけど、台詞だけで語られる時「え?それってどの人?」みたいになっちゃんですよね。
まあ、慣れてない私の問題というのも大いにあるんですが。

俳優さんがいつの間にか代わってた!(ビックリ!)

これ、BS日テレの公式サイトでさらっと「全22話」と確認してそのつもりで見ていたのですが、第10話でエカテリーナが即位してお話もひと段落し、続きの第11話を見たら急にタイトルの文字に何か付け加えられてたんですよね。
(まあ、ロシア語ですからちんぷんかんぷんですが)

即位して6年後…みたいな感じで続きが始まって、まあ、そのまま見ていたのですが、なんとなく「それにしても人が覚えにくいな〜」なんて思っていたら、なんとシーズン2に突入して、俳優陣が代わっていたのだそうです。
結構ビックリ!!

なので内訳としてはシーズン1(第1話〜第10話)、シーズン2(第11話〜第22話)を通しで見た形だったと…。
本放送は少し年数を開けて放送されていたらしく、しかも自国の方にとっては歴史上のお馴染みの人物ですからさして問題もなかったかもしれませんが、初めて見た日本人の私がそれを通しで見るとなると、もう頭は混乱状態(笑)

それがヒロインのエカテリーナだけは同じ女優さんが演じられていたので、ちょっと気づかなかったんですよね〜。
幼少期と成人で俳優さんが代わるのはよくあることですけど、大人が代わられるとついていけないですわ…(笑)

ということを、全話視聴後Wikipediaで知る私…(笑)

ちなみにさらっとシーズン2に突入してタイトル「エカテリーナ」に付け加えられた文字は「〜旅立ち〜」だったそうです(Wikipediaより)

シーズン3ですと!?

実はさらにシーズン3が今年の9月に予定されているらしいのです(日本ではどうなるかわかりませんが…)

あの「プガチョフ」のエピソードなどが描かれるそうですよ!
(”あの”とは言っても、例によって名前を知ってるくらい。というか、一度宝塚でその辺の話を描いた作品を見てるはずですが、何にも記憶に残っておりません…)

また是非BS日テレさんには放送していただきたいです。
絶対見ますから!

余談:琥珀の間

「琥珀の間」というのはエカテリーナ宮殿内にある、文字通り琥珀の装飾で埋め尽くされた一室です。
その美しさもさることながら、琥珀の持つ癒しのパワーの恩恵も得られる部屋らしいということはなんとなく知っていました。

ちょうど全22話を見終えて何気なく見たテレビ番組で、その「琥珀の間」について放送されていました。
世界大戦中に略奪された琥珀の間を追う、という内容でした(再放送だったようです)。

タイムリーだな〜と思いながら興味深く見たのですが、実はこのドラマでも復元された琥珀の間で撮影が行われていたとのこと。
あんな分かりやすい部屋に、なんで気づかなかったんだろう…なんて自分に驚きましたが、これから録画を見返してみたいと思います。

いいな〜琥珀の間。素敵〜。

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