「過ごしやすい」を通り越して「寒い」くらいまで行ってる気がするんですが、秋はどこへ行ったんでしょうか?
このブログでもちょろちょろ話題にしているように「冷えとり」をかじっている者としては足にまつわる健康法と聞いて興味を持たずにはいられません。
(冷えは足元から…)
「長生きしたけりゃ…」とありますが、長生きの手前には「健康」や「アンチエイジング」はたまた「美容」もあるでしょう。
ということで食指が動きました、この本。
「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」鬼木豊(監修)槙孝子(著)(アスコム)を読んでみました。
タイトルからして手軽そうです。
第二の心臓をもっと意識しよう
なぜ第二の心臓なのかいうと、重力のために降りてきた血液を、重力に逆らって心臓に戻すには、ふくらはぎのポンプ機能に頼るしかないからだそうです。
約70%もの血液が下半身に集まるのだとか。
そりゃ脚も重くなるし、だるくなるでしょうね。
そしてそのポンプが弱まると血液は足に淀む一方なんだとか。
血栓もできれば、末端まで血液が届けられず栄養・ホルモンも滞り、体が冷えてしまう…。
恐ろしい現象が起こってしまいますね。良いことは何一つない。
足にも心臓があればよかったのに…ってそれは違うんでしょうね。
ということでふくらはぎの機能を存分に活用するにはどうすれば良いのか、読み進めてみました。
おお、シンプルじゃないか
ふくらはぎがあまりにも弱いのも問題ですが、鍛えすぎてガチガチなのもそれはそれで問題とのことです。
ということで「マッサージ」だそうです。
よかった、ハードな筋トレを勧められなくて(とはいえ、かかと上げ運動、階段の上り下りはおすすめされています)
ポイントはアキレス腱から膝裏に向かって、痛気持ち良い強さでもむ。
ということのようです。
なんとシンプルなんでしょうか。
シンプルなの、大好きです。
特に手順などはないように理解しました。
まあ、マッサージなどはこれに限らず”体の末端から体の中央に向かって”、というのは基本のようですしね。
症状別のマッサージも紹介されていますが、ふくらはぎの内側、中央、外側についてなので、わざわざ分けて揉むこともないでしょうから満遍なくふくらはぎ全体を丁寧に揉めばいいように思いました。
他に腹式呼吸をしながらじっくりとやることや、前後に水分補給をするようにも書かれています。
いいですねぇ。
これだったらテレビを見ながら、とか仕事の休憩時間とかでも続けられそうです。
さらにいいなと思ったのは、椅子に座った状態で、ほぐしたい足と逆の足の「膝」を使ってもみほぐす方法。
たまにズボラして足が痒いときに手を使わずに足で掻いたりしますがあんな感じです。
ちょっとお行儀は悪いですが、これでもいいなら、もうやらない理由を考える方が大変なくらい簡単ですもんね。
読みながら早速やって見ましたが、じんわりあったかくなってくる感覚があってとてもよかったです。
考え事するときとかのくせになったりして。
巡りがよければ全てが解決?
ただのおまじないなら続かないことも考えられるでしょうが、これをやってること自体が気持ち良いのもいいなと思いました。
そして血液の循環が良くなって、体が温まって、組織が活性化し、免疫力が上がるとのこと。
さらに私が期待していることは「こり」や「腰痛」改善にもなるらしいのです。
例えば肩が凝っているのにふくらはぎを揉むなんてちょっとトンチンカンな気もしますが、まず血液の循環を良くして体全体の「こわばり」をほぐすことが重要なんだとか。
そう言われれば、納得がいきます。
読んでよかった
これからどんどん寒くなって、体をすくめてこわばらせたり、凍えたりする前にこういう知識を持ててよかったと思いました。
本には細かなバリエーションのストレッチやマッサージが写真付きで解説されています。
「人にしてあげるマッサージ」なんていうのも紹介されています。
膝掛け、レッグウォーマー、ネックウォーマーなど防寒アイテムを次々増やして重装備をするよりも、体の方から温める努力をして、少しでも身軽に、内側から暖かく秋冬を過ごしたいと思います。
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