最近の中国茶熱の再燃でどうしても欲しくなった茶器がありました。
それは快客杯というもの。
お店の紹介によると「杯と急須が一体になった、手軽でおしゃれな一人用の急須と杯のセット」です。
一ヶ月以上は余裕で悩んで買った(厳密に言えばもらったお祝いで買ったので、買ってもらったようなもの)のですが、めちゃくちゃ満足しています。
快客杯(弟窯粉青)3,600円(税込、送料別)

青磁が綺麗。

容量は茶壺110ml、杯40ml。
茶葉を蒸らしているときは杯を蓋として茶壺に被せます。
シンプリストにも嬉しい合理的でミニマルなセットとなっております。
最近いろんなお茶を見るにつけ、普段一人で飲むのに100mlくらい(茶葉を必要以上に使わずに済むし、冷めづらい)の磁器(匂いうつりがしにくいので汎用性がある)の茶壺がやっぱりいるなあと思うようになってきたのでした。
茶器はいくつか持っているのですが、ちょうどそういうものは持っていなくて。
構造的にこれと近い蓋碗も二つ持っているのですが、生地が薄く繊細でしかも熱くなりやすいので茶壺代わりとしては落として壊しそうで怖いのでムリ。
また普通の茶壺はちょっと洗いにくいし、わざわざ買ってまで欲しいとまでは思えない。
何かちょうどいいのがないかな〜と色々探していた時に見つけたのがこれでした。
こういうのがあるんですね。もう、好みにドンピシャでした 笑
使ってみた

可愛い…!!
使用感ですが、良かったです。
熱さ問題ですが、まず生地が結構厚めなので構造としてしっかり(そしてずっしりも)しているのと、熱が伝わるのに若干の余裕がある(?)ので、落としそうで怖いとは思いませんでした。
目一杯熱湯を入れると結構熱くなるのですが、まあそれでもなんとか大丈夫な感じ。
杯の口当たりもとても良いです。
ただ、ゆっくり注ぐと若干注ぎ口から伝って底が濡れてしまうので、お盆や布巾が必要ですが、前もってレビューで知っていたので私的にはさほど問題ありません。(それよりもこの構造が好き)
また勢いよく注げばあんまり溢れないので、基本的に大丈夫。
ちなみにミニマルで良いといいましたが、茶海は使っています 笑
ちびちび飲んでいると、どんどん濃くなってしまうので、とりあえずどこかに退避させないといけないということで。
それでもやっぱりいいですねぇ、快客杯。
色で迷う
こちらは弟窯粉青の青磁。
実は同じ快客杯で哥窯梅子青という、釉薬に網の目状に入った亀裂のある緑色(梅子青)のものもありました。
哥=兄で、宋の時代、章という姓の名高い陶匠の兄弟がいたとのこと。
このお兄ちゃんの方の緑色も、特に冬の今見るととても良くて散々迷ったのですが、最初に目を止めた弟さんの方の粉青という薄いブルーの青磁にしました。
…また緑色も買ったりして 笑
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