BS12で放送されていた中国ドラマ「愛なんて、ただそれだけのこと」を見終わりました。
全38話。
原題「愛情而已」(2023)(ビジュアル・その他情報はこちら→百度百科)
実力がありながら、あるトラウマが原因で控えに甘んじるバドミントン選手と、大手スポーツメーカーのキャリアウーマンでありながらも悩み多き年頃のヒロインとの年の差恋愛ドラマです。
主演が呉磊さん、周雨彤さんで二人とも好きな俳優さんということで見てみました。
まあ、なんとなく題材からそんなに重そうでもバッドエンドでもなさそうだなという予想もありまして。
恋愛もの回避勢の私が、主演がこのお二人でなければまず見なかったであろうジャンルですが、見終わって「ああ、よかったな」と心が温かくなりました。
主なキャスト
宋三川(深圳新翊バドミントンクラブ選手。実力がありながら、あるトラウマが原因で控えに甘んじている):呉磊
梁友安(大手スポーツメーカー「易速スポーツ」副社長特別補佐):周雨彤
安従(宋三川の継父で養父。元は代表チームのストリンガーだったが、現在は病院近くのウイッグ店を営んでいる):涂松岩
羅念(栄養士で梁友安の親友。一人の娘を持つシングルマザー):姜珮瑶
梁桃(梁友安の異母妹。インフルエンサー):馬凡丁
蒋焦焦(「易速スポーツ」副社長蒋傑の一人息子。易速スポーツ傘下のテニスクラブ所属の選手):夏浩然
感想
本作、「30 女の思うこと~上海女子物語~」(原題「三十而已」)と同じ脚本家さん(張英姫さん)が手がけられた作品だそうで。
(劇中、テレビに映っていたのが「30女〜」っぽかったのはご愛嬌ですね)
本作のヒロイン目線でいうと、テーマとしては「30女〜」と結構近しい気がします。
スポーツ選手がキャリアを築く上で経験する様々な出来事や、30歳という”もう30歳、まだ30歳”という人生の分岐点とも思えてしまうポイントを迎えること、年の差があるカップルの恋愛…などが描かれていて、まあ、ほんとそうだよねぇ、とか色々あるよねという共感しかないドラマでした。
色々あるけど、なんとかやっていくしかないし、なんとかなることも多いよね、とか。
ただ最終的に、色んな出来事を乗り越えてできた仲間の絆は、見ていて心が温まりましたし、登場人物それぞれが素敵な伴侶を得たり、希望を持って新たな一歩を踏み出せたり、といったラストでそこも良かったです。
俳優さん目当てで見たドラマでしたが、そのお二人とも期待通り素敵で。
宋三川:呉磊さん
私何故か今まで見た呉磊さんのドラマって、少年役だった「琅琊榜」を除いては全部お相手が年上のお姉さんなんですよね(笑)(実年齢という意味も含めて)
ただそれでも、単純に年下男子だから可愛いとかそんな表面的な感じではなく、年下というか若者ならではの強み(勢いとか率直さ)とか、個人の性格としての頼り甲斐とかが無理なく表現されていて、いつも魅力的なので、ほんとにそこがいいなと。
変に背伸びしてるんじゃないんですよね。若者感と頼り甲斐のバランスが絶妙。でももちろん可愛げもあるという。
本作もとても素敵でした。
梁友安:周雨彤さん
私が周雨彤さんを初めて知ったのが「大宋少年志」でその役でしか見たことがないのですが、本作も割と設定的には近い”しごでき”なクールビューティー、でも時々隙のあるかわいさがある、という役でしたが、期待通り魅力的でした。
あの可愛さは同性から見ても好感の持てる可愛さですよね。
本作の年の差カップルという設定も、現実ならお互いが良ければ他人からどう見えようがどうでもいいんでしょうが、ドラマとなると誰が見てもちゃんと「お似合いな二人」にならなきゃ成立しないという点で、この二人のキャスティングというのはとても素敵で、無理がないのが良かったなと。
まあ、恋愛ドラマといっても割とヒューマンドラマ成分も感じられる本作、あまり言うことはないんですが、後味も良かったし、見て良かったなと思えるドラマでした。
あと、どうでもいいんですが、今見ている「蔵海伝」で出てきた姫群(主人公蔵海の父の親友)役の俳優さん(黄俊鵬さん)をどこで見たっけとずっと考えていたら、このドラマの于教練(バドミントンのコーチ)だった!とびっくり。
姫伯伯〜!(あのシーン悲しかった…)バドミントンもやってたんかぁ〜!(違う)
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