【中国ドラマ】「花と将軍〜Oh My General〜」感想:意外なホームドラマ感?

中国ドラマ

BS12トゥエルビで放送されていた中国ドラマ「花と将軍 〜Oh My General〜」全60話を見終わりました。

実はずっと以前からこのブログに来られた方の検索ワードに「花と将軍」というのがたくさんあって、私はまだ見てないし、もちろん書いてないのに「???」と思っていたのですが、放送が間近(または開始直後)だったこともあり、またこのブログでは「孤高の花」についての記事があって英語名が少し近いからか…ちょっとわからないのですが、とにかく気になっていたドラマではありました。
こんなに検索されるのだから、人気なんだろうなぁと思いまして。

「男装した女鬼将軍」「軟弱でイケメン遊び人皇族」のラブストーリーということで、確かにこれはキャッチーですね。

見終わった感想を一言で言うなら「意外とホームドラマ感が強かった」という感じでしょうか(笑)
ほんとに意外なんですが。

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主なキャスト

葉昭(「生き閻魔」と恐れられる葉家の大将軍。実は女性):馬思純(マー・スーチュン)

趙玉瑾(皇帝の甥。虚弱体質で甘やかされて育った遊び人。容姿が美しく男にも言い寄られるほど):盛一倫(ション・イールン)

胡青/狐狸(葉家軍の軍師):丁川(ディン・チュアン)

柳惜音(葉昭の従姉妹。葉昭を女性とは知らず長い間想いを寄せている。聡明な美女):王楚然(ワン・チューラン)

印象に残っている良かったところ

このドラマで私的に良かった点はいくつかあるんですが、まずはこれが大きいです。

意地の悪い、嫌〜な人がいなかった

今まで見てきた中国ドラマでは、ねちねちしたヒロインいじめシーンが長く続いたり、誤解や陰謀でモヤモヤするシーンが長く続いたりといったことは普通にあったのですが、このドラマではそういう「見ていて辛いシーン」はほぼなかったように思います。

もちろん、陰謀や政治的な駆け引きなんかはあるのですが、回収が早く、企みはあったにしても立場の違いといった動機で「何この人?!」みたいに見ていてイライラする人(笑)はいなかったです。
私的にこれは結構大事なことで、すごく見やすいドラマでした。

ちょっとだけ柳惜音の登場シーンはそういうところ、ありましたけどね。
こじらせ系美女(笑)
でも回収が早くて、あまりモヤモヤすることがなかったです。

登場人物についてあれこれ

ストーリーはとても追えませんので、思うことのあれこれをつらつらと…

葉昭(「生き閻魔」と恐れられる葉家の大将軍。実は女性):馬思純(マー・スーチュン)

設定を聞いた段階では、勝手に中性的な顔立ちのクールビューティーをイメージしていたのですが、どちらかというと少年っぽくて可愛いお顔立ちの方でした。

なんとなく、音楽座ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」でモーツァルトを演じられた土居裕子さんを思い出しました。
マドモアゼル・モーツァルトもモーツァルトは女だったという設定で男装している女性なのですが、お顔立ちの系統も設定もなんとなく似てるというか…。
でも、両方見たことがある人ってあんまりいないかもしれませんね。

軍をまとめるために男装するしかなかったというのは理解できるのですが、無理にそうしていたというよりも、性格的にもそうするのがしっくりきていたんじゃないかなと思わせるようなタイプで、女性に人気があるのもわかるし、兵士から慕われるのもわかる気がしました。

意外と夫のわがままや悪態についても寛容で、しかもなんでも持ち上げる…素直に人の意見も取り入れるし、内面は可愛い女性でした。
とても好感を持っていたのですが、救済に出た先で悪徳役人の罪を暴いてからあっさりとその場で処刑して、その後何事もなかったかのように趙玉瑾と仲睦まじくしていたりするのは、ちょっとびっくり…。

あれ、誰かが嘘をついていたとして濡れ衣だったら取り返しがつかないんじゃないの?なんて心配してしまいました。結果的には大丈夫だったみたいですが、なんだかあの場面だけ違う意味で怖かったです…。

趙玉瑾(皇帝の甥。虚弱体質で甘やかされて育った遊び人):盛一倫(ション・イールン)

葉昭と結婚”させられた”人。
確かに軟弱で遊び人だけど、教養はあるし、驕りがない(自分が世間的に何の役にも立っていない自覚はある)。あと、一番すごいなと思ったところはどんなに身分の低い人に対しても、同じように話を聞いてやったり理解しているところで、初めから全然そういう部分の差別がないんですよね。

当時の皇族としては相当変わったタイプだったのでは…と思えます。
後々、葉昭に心を開いてからは甲斐甲斐しく妻に「内助の功」をしたり、「別に自分が笑われてもいい」なんて言ってみたり、そりゃ葉昭からしても可愛かったんじゃないでしょうか(笑)。
ちなみに維基百科によると、玉瑾は葉昭の2歳年下だったようです。(そして胡青は葉昭より2歳年上とのこと)

ある意味、現代人っぽいキャラクターだなと思いました。
葉昭もちょっと変わってるし、負けないくらい玉瑾も変わってる(笑)。
でもお互いがお互いを補い合えば最強の夫婦になってる。
なんだかそういうところが良かったです。
それはハラハラキュンキュンする恋愛ものというよりは、微笑ましい感じに思えました。

胡青/狐狸(葉家軍の軍師):丁川(ディン・チュアン)

そもそも”軍師タイプ”は好みなので、ストレートに好きなキャラでした。
頭も良い、教養もある、物静か…でもそれだけでは済まない「狐狸」と呼ばれるような一筋縄ではいかないタイプ。
…いいですね(笑)。

このドラマの中盤くらいまで、趙家のほのぼのホームドラマ(言い方…)でちょっと私も気が逸れそうになっていたのが、胡青が動き出したあたりからのめり込んで楽しむことができました。
葉昭が兵権を奪われ、代わりに胡青が出陣し、さらにあわやという危機を脱して西夏に潜入するあたりはスリリングで前のめりになって見ちゃいました。

密かに慕っていた葉昭と結ばれないのは可哀想だけど、最終的には私のお気に入りキャラ、秋水(可愛い♪)を娶ったのも良かった〜!
二人とも好きだから、秋水の告白からの一連の流れはジーンときました。
実はそのくだりの回だけは録画を消さずに残してあるので、もう1回見ようと思ってます(笑)。ふふっ。

柳惜音(葉昭の従姉妹。葉昭を女性とは知らず長い間想いを寄せている。聡明な美女):王楚然(ワン・チューラン)

初めは「めんどくさい人だな〜」ってちょっと見てるのが辛かったですけど(笑)。
後々、このドラマのもう一人のヒロイン!くらいの活躍をしましたね。

美貌にも才覚にも恵まれているのに、おそらく本人が一番欲しいものは手に入らないという人生だったんでしょうね。
そりゃ、マボロシの理想像を超えるパートナーなんていませんよねぇ(涙)。
男装していて、理想的な振る舞いをしていた当時の葉昭を基準にしたら、あとが辛いでしょう。
多分、素の葉昭(例えば、玉瑾とイチャイチャしてヘラヘラして見えるところ)なんかを見ても「そんなの阿昭じゃない!」って言いそう(笑)。
でもそれは惜音の作ったマボロシだから…。
なまじ、そんなのを見たり、自分もレベルが高かったりするもんだから、なかなか他の将来がイメージできなかったんだろうなぁ、なんて思いました。
それはそれで気の毒…。

一旦、事故で行方が分からなくなってしばらくしてから再び登場して、哈爾敦(西夏の皇太子)に見初められて、初めはどういう心づもりで西夏行きを決めたのか真意はわからなかったけど、最終的に宋のために捨て身で動いていたのは、見ていて切なかったです。

他に夢もなかったかもしれないし、純粋に葉昭を助けたい、という思いももちろんあったでしょうけど…。
でも見方を変えれば、ちょっと怖い計算だけど、そうやって死んでしまうことで、永遠に葉昭にとって特別な存在の女になれる…というのもアリですしね。
惜音ちゃんだったら、それくらいの計算はできそう(笑)。

でも哈爾敦みたいに、純粋に自分を大切にしてくれる人に出会って「この人なら一緒になってもいいかも…」という気持ちが少しは芽生えたかもしれない…と思うと、やっぱりちょっと切ないな…。

なんとなく、最後にいいとこ持ってっちゃったキャラクターになりました。
予想外でした(笑)

 


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家族っていいですね

趙家に嫁いだ葉昭の苦労エピソードも描かれてますが、一見趙太妃の嫁いびりにも見えることも、当時としてはごく自然なことだっただろうし、特別嫌なキャラクターではなかったように感じます。後々、この特別な嫁に対する理解も生まれて、見ている私としては最終的に家族っていいよね…みたいな印象になりました。

そして葉家軍の面々にも、どことなく「家族感」があるのが好きでした。
戦上手で、大将軍に絶対的信頼を寄せてガッチリまとまっている軍人たちが、太平の世では、頭を寄せて「大将軍が姑とうまく付き合う方法を考える」なんて、微笑ましすぎる!(笑)

秋老虎(葉家の将軍)と娘たち/秋水、秋華姉妹(葉昭の護衛)のやり取りも微笑ましくて良かった!
秋老虎も軍人らしく、ベタベタに甘い父親ではないし、娘たちも負けじと言い返すくらいの強めのやり取りですが、娘たちの嫁ぎ先に関わることや、戦死したと思っていた父と再会できた姉妹たちとのシーンはグッとくるものがありました。
これもまた家族ですよね。

あとは葉昭玉瑾。この二人はドラマの初めから夫婦なので、お互い心が通じ合うという流れも、恋愛というよりはやっぱりホームドラマ感を感じてしまったんですよね…。

以上のエピソードから「…ホームドラマ?」みたいな印象が芽生えたのでした(笑)。

「太子妃狂想曲<ラプソディ>」風味の懸念?

「ション・イールンが「太子妃狂想曲<ラプソディ>」スタッフと再タッグ」という触れ込みでしたが、私、「太子妃狂想曲<ラプソディ>」はちょっと趣味が合わなくて途中離脱してしまったので、これはどうかな…と思っていたのですが、楽しめました。
音楽は随所に「レッドクリフ」感を感じましたし(笑)、衣装は葉家軍の青い衣装がとても印象的です。独特な雰囲気を出してましたね。戦上手の葉家軍のイメージともすごく合ってると思いました。

 


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他のドラマとの関連

私も少しは中国ドラマ視聴経験(?)が積まれてきましたので、いくつかその関連でどうしても気になってしまったこと…

久しぶり、司馬弘!(「孤高の花〜General&I〜」)…じゃなくて(笑)

あんまり「この人はあのドラマの誰々をやってた人だ」…とかにとらわれないようにしているつもりなのですが(キリがないし、集中できないので)、范仲淹(仁宗に仕える名臣)だけは…!気にしないのは無理でした(笑)

だって、あんなに食い入るように見ていたドラマ「孤高の花 〜General&I〜」の晋王だった人だから!
演じていたのは于波(ユー・ボー)氏。

あんなに一番高いところで踏ん反り返ってた人が、今度は頭を低くして丁重に意見を述べている…。
これは違和感がありすぎて、慣れるのに少し時間がかかりました(笑)。

包拯(「開封府〜北宋を包む青い天〜」)は出てこないの?

去年見たばかりの「開封府〜北宋を包む青い天〜」と時代が被っているようで、仁宗の生母のくだりも「おお、あの話ね」と一人で納得していたのですが、待っても待っても包拯は出てきませんでした(笑)
ちょっと見たかったな。
なんだか范仲淹が寂しそうに見えたのは私だけ?(笑)

まとめ

最初にイメージしたドラマと最終的な印象は個人的に少し違ったけど、見ごたえのあるドラマで楽しむことができました。
歴史的なことも少しずつお勉強ができてますし…。

また次のドラマも楽しむぞ〜!

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