紙類はほとんどデータ化したので、手元に残っている数少ない書籍の内の一冊です。(他は楽譜とコンサートのパンフレット)
出会いと学生時代の思い出
大学の第2外国語で中国語を選択していました。
理由は「漢字だしそんなに勉強しなくても、なんとかなるんじゃない?」という安直な考えからです。
元からあんまり勉強する気が無かったのです。
何のために大学に通わせてもらっていたのか。
社会人となった今の私が見ていたらコンコンと説教をしてやるところですが、その当時の私はそんなもんでした。
その時ちゃんとやっときゃ良かったのに。
先生、ネイティブだったし。
中国語辞典は、その時に購入しました。
試験は辞典持ち込み可でした。
何故なら持ち込んでも、それで点数を稼げるようなものではないからです。
ですが試験当日、同級生がテキストの縮小コピーにびっしり書き込みをして、辞典に仕込んで来たのには驚きました。
紙を挟みすぎて辞典の分厚さは倍ほどになり、もはやケースに収まらない程に膨れ上がっていたからです。
この時点で彼女は、勉強そのものはしていないことが明らかでした(笑)
「バレるやろ~!」と仲間で大笑いしたものです。
幸い(?)お咎めはなかったようですが。
辞典の新たな使い道を教えてもらいました。
その後…
とまあ、大学時代の中国語の思い出はこんなもんです。
その頃はまだものを減らすという考えは私になく、溜め込む一方だったので、長い間押入れの奥に詰め込まれておりました。
特に、辞典類ってなかなか処分しようという気にならなかったんですよね。
「いつか又使うかも」と
「買うと高い」というポイントが相まって、ハードルが高かったです。
で、それから時が流れ…
第1次中国語ブームが来た!…私に
何と、私に第1次中国語ブームが訪れたのです。
きっかけは「レッドクリフ」という映画です。
いや~、はまりました~。
この映画は前編と後編に分かれて公開されており、後編の公開までに半年ほどあったので、
「後編を見るときに一言か二言ぐらい聞き取れたら、面白いだろうな~」
と思って、軽い気持ちで勉強を始めました。
と言っても、本屋さんでCD付きのテキストで独学という形でしたが。
その当時、友達は韓国ドラマの影響から韓国語を勉強しようという気になっており、二人して本屋のテキストコーナーで「このテキストは良さそう」などと言いながら、色々とテキストを買い込んでみたりしたものです。
こうやって書いてみると、テキストコレクターの道をまっしぐらな、ダメダメな感じですが、ま、楽しいからいいか、とも思っていました。
結果、後編を見た時は「一言か二言」よりも、もう少し聞き取れたような気がして嬉しかったものです。
会話ですから、短いフレーズも多いんですよね。
「そうだ、そうだ」とか
「どうしたの?」とか、
「何してるんだ!」とか
そういうのはとっつきやすいです。
それから更に面白さを感じた私は中国語の会話教室に通うまでになりました。
いや~、美しい展開ですね。
このまま行けば、中国語を活かした職業とかに…就けたら良かったのに。
(まあ、惜しがるほどの段階までは全然行ってませんけども)
というのは、結局、ちょっと事情があって教室に通えなくなって、ブランクができて、疎遠になった。
という、よくあるパターンです。
でも、後2回分のレッスンチケット、あるはずなんですよね~。
無期限のはずなんですが、まだ大丈夫かな?(笑)
と言っても、もう私がついて行けないけど。
でもまあ、この教室でも作文課題が多かったので、辞典は大いに活躍しました。
まだあるか!第2次ブーム到来
で、第2次中国語ブームの到来です。
たまたま見かけたBSドラマ「宮廷女官若曦」に、またまたはまってしまいました。
どこの国でも歴史物って好きなんですよね~。
で、このドラマは登場人物が多くて(ついでに言うと美男美女が多い(笑))、人物描写も丁寧で、何より、セット・衣装が本当に綺麗で、最後まで引き込まれてしまいました。
で、わからないながらも、よく耳にするこの言葉、どういう意味なんだろう、とかを調べるのに、また、辞典を引っ張り出してくるんです。
その頃にはアプリの辞典も使っていたりしたのですが、時代物の言葉だからか、紙の辞典の方が探しやすかったり、細かく書かれてたり…するような気がしたんですよね。
何十回と耳にすると、耳も慣れてきて聞き取りやすくなるのですが、実際「第○皇子」なんて言葉、使い道ないな~(笑)
で、現在。
こんな感じで、何回か見たくなって引っ張り出して来る辞典ですが、実際のところ仕舞いっぱなしの時間の方が圧倒的に長い代物です。
事実、処分しようと思ったのも一度や二度ではありません。
でも、そんな時にまた使ったりして、決めかねるんですよね~。
(因みに英和辞典なんかは、とっくに処分してありません!(笑)ここに、単なる好みの差が如実に)
仕分け結果:不甲斐ないですが…保留で(涙)
とりあえず…所有か処分かは、
もう一巡回って来るまで考えることにします。
また、何かはまる中国ものの映画かドラマがあれば、それはそれで楽しいし。
……なんか、あんまり捨てられないな~。
(ま、捨てまくることが目的ではないですが)
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