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【中国ドラマ】「逃れられない運命-在劫難逃-」感想:はじまりは良かったけど…

中国ドラマ

BS11にて放送されていた中国ドラマ「逃れられない運命-在劫難逃ざいごうなんとう-」を見終わりました。
全20話(BS30分枠にて)。
原題「在劫难逃」(2020)

ミステリーとタイムループの掛け合わせという印象で面白そうだな〜と期待して見始めたのですが、最後まで見た感想は「なんていうか、何とも言えない」でした。

最初の一区切りまで見た印象では続きに期待が持てたのですが、最後まで見ると「う〜〜〜〜〜ん。そっかぁ…」という感じ。
つまんなかったとは言わないけど、取り立ててどう、ということもないような?

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主なキャスト

張海峰(優秀な刑事だったが事故で娘を亡くして以来休職し、妻とも別れ、ビーフン屋を営んでいる):王千源

趙彬彬(小児科医。冒頭で殺人を犯したと警察に自首してくる):鹿晗

趙敏(刑事。張海峰の休職により隊長を引き継ぐ):斉溪

孫暁萌趙彬彬がよく行く花屋のオーナー。青年実業家の劉雨奇と婚約している):喬欣

劉雨奇(青年実業家):張皓然

印象に残ったところ

本当のところ、感想を一言で言うと「特に言うことはない」なんですが…汗

タイムループ?タイムリープ?

BS11の紹介によると「予測不能のタイムループ劇」ということでしたし、実際一つ目の区切りでは「登場人物、全員”退場”!」という「え〜〜っ!?」という事態の後、はっと我にかえった張海峰が、気づくと一連の事件の起こる直前の時間に戻っていた、という展開だったので「なるほど、これがずっとループするのか〜。それは大変そうな物語だな〜」なんて思って見ていたのですが、その後、時間がどんどん遡るという展開でした。
どちらかというと「タイムリープ」

ま、細かい定義はさておき、ミステリーで時間の制御が効かない状態になるということは、一見、殺人や事件を未然に防ぐことができそうで、実は事態がより複雑化していく(条件・状況が変わるため)んだな〜と思いました。事件の捜査、謎解きという面では「また時間軸が変わりました〜」なんて設定になると「だったらもう、何でもありじゃん」とも思えてしまうんですよね。

それでも、途中までは「あの時ああしていれば…」という誰もが一度は経験する気持ちを、もし挽回できるとしたら?という趣旨のドラマなのかな?とも思ったりしていたのですが、結局違うプロセスで同じような結果になったりもして、そういう思いは実際意味がない、ということを描きたいのかな、とも思ったりして…。

(都市伝説系の話になりますが、もし時間を遡れたとして、ある特定の選択を変えたとしても思うように未来(=今)が変わるわけではない、なぜならそれは、遡った時点で「違う世界線」にいるから、というような話もありますしね)

そこまでいくと「なにこれ?”世にも奇妙な”系?」とも思っていたのですが、ドラマの最後でどういうことが起こっているのかという説明がありました。

頻繁に出てきていた「五指山鐘錶店」は時間の狭間みたいな不思議な空間の入り口だったんですね。
劉雨奇張海峰も実はすでに何度も死んでおり、一生消えない痛みの記憶を癒すために記憶を修正すべく、時間を遡る体験(シミュレーション?)をする、その被験者が張海峰なのだという種明かしがされたのでした。
結局「仮想現実」系のお話という感じなんですかね。

…で、そういう劉雨奇は実際何者?!

犯人の動機は復讐、だけど実行は代理で

上記のように時間を遡ってなんとか被害者を助けると同時に、犯人を止めようとするも、とにかく動機が一向にわからない、という引っ張り方でした。
結局は「怨恨(一部は勘違いで、犯行自体は別人が代理(一部本人)で」という「そりゃ、わからんわ」というもの。
全部わかった時に、なんだか萎えました。

タイムリープと掛け合わせると、趣旨がわかりづらくなるような…。

まとめ

張海峰を演じられた王千源さん(見てるうちに岸谷五朗さん感は薄れてきましたw)も存在感がすごくて見応えのあるお芝居でしたし、時間軸がどんどん移動する彼自身の戸惑いや、結果がわかっているからこその焦りも緊張感があって引き込まれたりしたのですが、鹿晗さんが演じられた趙彬彬が、始まりは”サイコパスな小児科医”…みたいな印象で”掴みが良かった”割に、物語が進むにつれ”気の毒な身の上の孤独な青年”という、なんだかミステリーとしては普通の感じになってしまったのが、残念だった気がします。

張海峰も結局事件の原因を遡れるだけ遡る選択をし、犯人たちがそういう思いを抱かずに済むようにしたという結末。
それも何だかな〜と考えさせられますね。やり直しがきくというのは、予防線を張ってばかりの人生で、それって意味があるのかな?とか。結局、全部自分が被ってるし…。
他にも何か起こったらどうするの?とか思ってしまう。それも全部被るの?なんて。

…あれ?「特に言うことはない」と思っていましたが、書き出してみれば思うところは少しあったようです。
結局は「はじめに期待したのとなんか違う感じだった」という感じでしょうか。

あ、鹿晗さんが歌ったエンディングの曲、かっこよかったです。

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