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【中国ドラマ・映画】「盗墓筆記」シリーズ はる的まとめ 2:キャラクター編

中国ドラマ

まとめ1から随分間が開いてしまいましたが、サスペンス・アドベンチャードラマ、「盗墓筆記」シリーズ作品群のまとめの続き「キャラクター編」です。

基本的に、どの映像作品でもキャラの説明はほとんどないのに「一体何者?!」な人たちが多い「盗墓筆記」シリーズ。私もちょこちょこ調べながら見るうちにどんどんハマっていきました。

本記事では前半キャラのプロフィール過去に演じた俳優を綴り、後半キャスティングについて好き勝手に語る、というのをやってみたいと思います。

↓”【中国ドラマ・映画】「盗墓筆記」シリーズ はる的まとめ1:概要・作品リスト編 ”はこちら

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主なキャラ・特徴的なキャラのプロフィール

どのキャラもバックグラウンドが広すぎ深すぎですし、エピソードも数えきれないほどあるのですが、特に私が「へぇ〜!!」と思ったポイントを中心にまとめてみたいと思います。

呉邪:「盗墓筆記」主人公。”鉄三角”の一人

※イメージイラストやプロフィール詳細(身長・体重なども!)はこちら→百度百科

老九門狗五爺呉老狗(←本名ではない)の長男:呉一窮の一人息子(因みに次男:呉二白、三男:呉三省は独身の為、呉邪呉家唯一の後継者)。
因みに呉老狗の妻(呉邪の祖母)は老九門解家の外戚のため呉家解家は姻戚関係にある。

呉家の現当主で骨董店呉山居の社長。
ドイツの大学で建築を学び、持ち前の強い好奇心で呉家の元来の生業と関わりの深い考古学事業にのめり込む。謎解き、骨董鑑定、古文字の解読、書道(瘦金体)などを得意とする。
武術の師匠は黒眼鏡黒瞎子)。

《名前》:名付けは祖父呉老狗で、”无邪”(”无”=”無”。読みを掛けている)であることを願って。
あだ名は「天真(=無邪気)」。張起霊王胖子と3人で「鉄三角」と呼ばれる。
通称「小三爺」呉家の「三爺」は呉三省。彼と過ごした時間が長く父子や兄弟のような関係の為)。

《体質》:蛇フェロモンから情報を読み取ることができる。張起霊ほどではないものの、血に一定の虫除け効果がある(七星魯王宮で麒麟竭(※1)を飲んだ為)。たまに眼鏡をかけている。

※1麒麟竭「盗墓筆記」中に存在するアイテム。麒麟の血が凝結した血塊とされ、非常に貴重な漢方薬だが、実際は麒麟の血ではなく植物の汁。この植物は麒麟血藤または血蛇藤とも呼ばれ、一般的に南方に自生する。年代が経つほど効果が高くなる。

呉邪を演じた俳優

李易峰(ドラマ版 盗墓筆記)、侯明昊(盗墓筆記2)、白澍(雲頂天宮)、曽舜晞(終極筆記)、張魯一(蔵海花)、秦昊(沙海)、景研竣(介子鬼城、黒金古殿)、袁弘(愛情公寓)、朱一(重啓)、鹿晗(映画版 盗墓筆記)

張起霊:”鉄三角”の一人

※イメージイラストやプロフィール詳細はこちら→百度百科

老九門張家の家長で現指名相続人。
神出鬼没で人並外れた武術の腕前があり、寡黙で神秘的な人物。古墓の仕掛け・罠についても詳しい。
母はチベット医師の白瑪

あだ名は「小哥」(=おにいさん)、「悶油瓶」(名付けは呉邪。意味は中身が満タンの油瓶=喋らないから)、「哑巴張」(”業界”でのあだ名。哑巴=口がきけない人)など。

愛刀は隕鉄で作られた黒金古刀西王母国蛇沼の巨大蛇との戦いで失った)。

《体質》:東北張家に現れる麒麟血という特別な血を持って生まれた為、数百年レベルの非常な長寿で、見た目は青年だが実際は100歳を超える年齢(※2)。ただしその代償として発作(※3)が起きると以前の記憶を無くしてしまう。また邪悪なものはこの血を恐れる。
人差し指と中指が異様に長く(張家の秘伝の技に関わる)、熱で浮かび上がる麒麟の刺青がある。
筋肉の繊維密度が驚くほど高く、筋肉が占める割合も非常に大きいので、痩せて見えるが決して体重が軽いわけではない。
縮骨功易容術が得意で体格・顔立ちを別人のように変えることができる(「怒海潜砂張灝)。

※2:張起霊は数十年間若い容姿を保ち、原作者によると”長生の完全体”なので、”屍変”(霍玲のようなゾンビ化)のような長生後遺症は起こらないとのこと。

※3「失魂症」張家は純正な麒麟血の伝承を確保するため族外との婚姻を禁じているが、強い能力を持つ麒麟血の子孫は先祖伝来の「失魂症」にかかりやすい。”現”張起霊も重度の記憶喪失により広西巴乃で阿坤と呼ばれ、盗掘の際の危険な囮役を課せられていた過去がある。

《名前》:張起霊という名前は個人に帰属するのではなく、張家歴代の家長に重要な責務(亡くなった一族を張家古楼に納棺する)と併せて継承される。
(「起霊」とは、古代において”死者の位牌を取り除くこと”を意味する)

張起霊を演じた俳優

楊洋(ドラマ版 盗墓筆記)、成毅(盗墓筆記2)、趙東沢(雲頂天宮)、肖宇梁(沙海、終極筆記)、張康楽(蔵海花)、陳葉生(介子鬼城、黒金古殿)、趙志偉(愛情公寓)、黄俊捷(重啓)、井柏然(映画版 盗墓筆記)

王胖子(王月半):”鉄三角”の一人

※イメージイラストやプロフィール詳細はこちら→百度百科

北京潘家園で骨董を商っており、古墓についても経験・知識が豊富で腕っぷしも強い。
陽気で仲間思いで「鉄三角」のムードメーカー。胖子(=太っちょ)

自称:摸金校尉(古代中国で武器などの製造の資源とするため、墳墓を暴く為に設立された官職)

王胖子を演じた俳優

劉天佐(ドラマ版 盗墓筆記、愛情公寓)、張博宇(盗墓筆記2、雲頂天宮、映画版 盗墓筆記)、成方旭(終極筆記)、陳明昊(蔵海花、沙海、重啓)、王泊文(介子鬼城、黒金古殿)

このキャラに関しては2回以上演じている俳優さんが多いのが特徴ですね。

黒瞎子(黒眼鏡)

※イメージイラストやプロフィール詳細はこちら→百度百科

盗墓を生業にしていて戦闘能力も高い。どんな状況でもうっすらとした笑みを浮かべている。
サングラスに黒づくめの服装がトレードマーク。
武術の弟子:呉邪蘇万(沙海)
学位:ドイツ音楽及び解剖学修士
特技:バイオリン

《体質》:特殊な眼病を患っており、暗い所ほどよく見えるため昼夜を問わずサングラスを着用しているが、戦いなどでも全く支障がない(瞎子=視覚障害者)。
不老体質らしく、見た目は青年のようだが100歳前後である。

《名前》:黒瞎子(”業界”での通称)も黒眼鏡(名付けは呉邪)もあだ名で本名は不明。本名は4文字あり、そのうち最初の2文字はおそらく苗字とのこと。
原作者によると旗人(中国清代、八旗に属し士族として特殊な身分をもっていた人々)、モンゴル族。漢姓はで、九門斉家の子孫ではないが、斉家と交わりがある様子。

黒瞎子を演じた俳優

岳士涵(盗墓筆記2)、劉宇寧(終極筆記)、季晨(沙海、重啓之蛇骨佛蜕、重啓之深渊疑冢)、陳楚河(重啓)

張啓山:老九門筆頭

※イメージイラストやプロフィール詳細はこちら→百度百科

通称:張大仏爺仏爺(邸宅に大仏があることから。この大仏は仏爺の特別な能力によって、千里を一夜にして移動させたものとの噂がある)

生年1890年。メインストーリーの二世代前の人物。
老九門筆頭 上三門の長。国民党長沙分区布防軍官でもあり、大きな影響力がある。
先代張起霊(張瑞桐)の孫(但し、仏爺の母は族外の人で彼自身は混血となる為、一般的な寿命)で山字輩族。
妻は北平の老舗ホテル「新月飯店」の令嬢尹新月

優れた身体能力とずば抜けた戦闘能力の高さは、長白山の麓にルーツを持ち、中国神話の神獣蚩尤の末裔とも言われる東北張家の特徴。
一族の証である、熱で浮かび上がる入れ墨は窮奇(傍流のため)。
二響環と呼ばれる腕輪を身につけており、叩くと2回鳴る貴重な品。後に尹新月に贈られた。

張啓山を演じた俳優

董浩然(老九門之青山海棠)、陳偉霆(ウィリアム・チャン)(老九門)

張日山:張啓山の副官

※プロフィール詳細はこちら→百度百科

張啓山の副官。長白山で生まれた張家本家の人物。熱で浮かび上がる麒麟の刺青がある。
機敏で戦闘能力も高く、張啓山に忠実。「仏爺の仰ることは全て正しい」が信条。
また張啓山がもっとも信頼する人物でもある。

時が流れ二世代後の時代となっても、麒麟血により百歳近くでありながら青年のような容姿を保ち、張啓山亡き後、九門協会会長と穹祺会社の社長(九門張家の当主)を務める。
かつての仏爺尹新月の関係から新月飯店に常住しており、表向きは総支配人として存在している。(現在の新月飯店は超高級なホテルレストラン)

「沙海」では張啓山ゆかりの二響環を身につけており、”いつか愛する人ができた時に贈るように”と言われていたとのことで、その後梁湾に贈られた。

あだ名は「張副官」、「老不死的(死に損ない)」。

張日山を演じた俳優

郭迦南(老九門之青山海棠)、張銘恩(老九門、老九門番外 虎骨梅花、終極筆記、沙海)

解雨臣(解語花):呉邪と同世代の九門

※イメージイラストやプロフィール詳細はこちら→百度百科

老九門解家の現当主。老九門解九爺の孫で、老九門二爺二月紅(長沙京劇)の弟子(解語花は芸名)
解連環の甥。

呉邪の幼馴染で「小花」と呼ばれ、霍老太太などの上の世代からは「解子」と呼ばれる。

《習慣》ピンク色の服をよく着ているがピンクが好きだからではなく、相手を萎縮させない為。
部屋の全ての窓を黒い布で覆い尽くしている。

《特技》棒一本(竜紋棍)だけで壁を利用して、足が地面につかないように素早く古墓の仕掛けなどを通過することができる。
また縮骨功易容術(顔立ちを別人のように変える)、柔身術を得意とする。

解雨臣を演じた俳優

張暁晨(ドラマ版 盗墓筆記)、劉学義(盗墓筆記2、雲頂天宮)、劉昱晗(終極筆記)、張芸興(沙海)、喬振宇(重啓)、季肖冰(重啓之深渊疑冢)

呉三省:呉邪の三番目の叔父(三叔)

※イメージイラストやプロフィール詳細はこちら→百度百科

老九門狗五爺呉老狗の三男。呉家の三爺。呉邪の三番目の叔父。
呉家最後の世代の盗墓者で経験、知識も豊富。

西沙考古隊の隊長陳文錦は恋人。
従兄弟にあたる解家解連環とは瓜二つ。

呉三省について:はる的コメント

主人公呉邪の数々の冒険の動機となる人物で、また、その裏に意図されていた数々の出来事も呉三省解連環の画策によるものでもあり、実はこの作品群の重要なキーパーソンだと思うのですが、私のように映像しか見ていない人が、バラバラに制作された作品群のエピソードを細かく詰めていっても、それらが完全に整合性が取れているわけでもなく(※4)、また何といっても「盗墓筆記」のラストに当たる《大結局(上)・(下)》が映像未制作で結末も知らないため、これ以上を語ることは控えておきます。
断片的にチラチラ見えてきたので色々思うところもあるのですが…!(とにかく「它」(それ)って何?!)

一応、全体を通しての呉三省の動きというのは上記百度百科リンクの「人物経歴」という項目にまとめられています。

※4:よく出てくる「西沙考古隊」の集合写真で、呉邪呉三省だと思い込んでいた人物が解連環だと指摘されるエピソードですが、「盗墓筆記2」では小花に、そして時系列で1年後にあたる「終極筆記」では陳文錦に指摘され毎回驚いていますし(笑)、同じくその2作で小花の初登場シーンでは毎回子供時代以来の再会のような”てい”で驚いています。他にもそれくらいのチグハグしたことは細々とあるかと。

まあ要はこの作品、”主人公に三叔を追いかけさせる”というのがテーマになってるってことでしょうか。原作者のペンネームがそうであるだけに(笑)

呉三省を演じた俳優

張智堯(ドラマ版 盗墓筆記)、姚櫓姚奕辰(青年期)(盗墓筆記2)、姚櫓(雲頂天宮)、范明(終極筆記)、于和偉(沙海)、余洺軒(重啓)、王景春(映画版 盗墓筆記)

用語

キャラクターもさることながら、「それって何?」という言葉も色々出てくるこの作品。
特に、というこの2つを挙げておきます。

老九門

この作品世界の基本中の基本ワード。
多くのキャラクターの肩書きについてくる文字です。

その昔、盗墓で財を成し長沙で大きな勢力を持った九大家の人々を指します。民国年間、九大家は長沙を鎮守し「九門提督」と呼ばれました。
現代では骨董を商ったり、鑑定したりなど他の職業に従事しています。

《構成》 ※詳細はこちら→百度百科
老九門は上三門、平三門、下三門に分かれている。
上三門張啓山(張大仏爺)、二月紅(陳皮阿四の師匠)、半截李。一言でいうと「官」。表向きのれっきとした肩書きがあり土夫子(墓泥棒)という風情とは少しかけ離れる。
平三門陳皮阿四、呉老狗(呉邪の祖父)、黒背老六。一言でいうと「賊」土夫子の主力。
下三門霍仙姑(霍秀秀の祖母)、斉鉄嘴、解九爺(解雨臣の祖父)。一言でいうと「商」。骨董の商いが主。

この人たちをメインで描いた作品が「老九門」です。

また、この人たちの子供たちのうち6人(+張起霊)が「西沙考古隊」(西沙海底墓調査)に参加しました。

実は今回、色々調べたり確認した中で一番驚いたのは陳文錦陳皮阿四の娘だったということ!嘘でしょ!?w これ、二人を知ってる人なら驚きますよね?ね!?w

「夾喇嘛」?(”ラマ”を挟む)

作品内の盗墓業界用語で「土夫子(墓泥棒)チームを組織する」という意味。
盗掘の際にはいろんな技術を持つ者や人数が必要な為。

直訳すると「”ラマ”を挟む」になるが、挟む者と挟まれる者に分かれる。(※ラマ(喇嘛)=「上人」「高徳の師」の意でラマ教の高僧のこと)
”挟む者”は盗む墓の情報を提供し、チームを組織し、権力を持つ。
”挟まれる者”は”挟む者”を通じて集結し、彼のルートで”仕事”をする。

この言葉、日本語字幕ではどのように訳されているかわかりませんが、中国語字幕では頻繁に出てきます。

おまけ:呉家三兄弟の名付けの由来の言葉?

老九門狗五爺呉老狗(←これも本名ではない)の息子たち三兄弟の名前ってちょっと独特ですよね。
長男:呉一窮、次男:呉二白、三男:呉三省

特に長男の名前に「」(貧しい)の文字を使うなんて。
しかも兄弟の上から順に数字が振られています。なにかありそう。

ということで調べてみると、中国の改革開放初期の経済用語に「一穷二白三省」(穷=窮)という言葉があるらしく、おそらくそこから取ったのかなと思いました(そういう記述は見つけられませんでしたが)。
意味については本作とかけ離れますので控えますが、調べるとすぐ出てきます。
因みにこの後は「一穷二白三省四化五身」と続くのだそうで、もしかしてもっと兄弟が生まれていたらこういう名前になったのかもしれないですね。

キャスティングについて好き勝手に語ろう

原作小説は読んだことがありませんし、最初の1〜2作はキャラも見たままを認識していましたが、その後どんどん視聴作が増えていき、今度はまだ制作されていない作品のキャスティングについて思いを馳せた時に「〇〇役は誰々がいいな。そしたら〇〇役は…」なんて希望がつい出てきたりすると、自分の中でのそれぞれのキャラクター像というのがなんとなくできてきたんだなぁと感じます。

そして、今まで見た作品を振り返ってみると、ああだこうだ思うことも出てきます。
ということで、そういうのを好き勝手につらつら語ってみたいと思います。

呉邪

実は密かに一番つかみどころのないキャラクターなんじゃないかと思ってまして。
というか、他の人たちが濃すぎるのもあるけど(笑)。
そんな中でその逆、どれだけ”一見普通の男の子”か、というのがミソなんじゃないかと思っています。
同世代の解雨臣はどっぷり九門ですしね(でも関係性が良いのが面白い)。
まあ、名付けにも表れていますが呉家自体が彼を”業界”から切り離して育てようとしていたということもあるかもしれませんが。
ストーリーテラーでもありますし、そこの中庸性みたいなものは求められる立ち位置なんじゃないかと。

ということで、そういう意味で私的ベストキャスティングは曽舜晞さん(終極筆記)、大人ver.では朱一さん(重啓)なんですよね。
一見、普通。でも受け継いだ血がふっと湧き立つ瞬間もある。大人になってからは、業界も長くなって自身や仲間を守るために老獪な一面も出てきたり。
そういうのが、このお二人の呉邪に表れている気がして好きでしたし、ハマってると感じました。

あと、好みでいうと…
”みんなを惹きつけるような求心力がある、アイドル的な呉邪侯明昊さん(盗墓筆記2)と、
”成熟した大人を体現し、ひたすらカッコよかった”秦昊さん(沙海)。
このお二人の呉邪も素敵。魅力的でした。

張起霊

前述のプロフィールでもダントツの長さで語りましたが、生身の人間が演じるにはとにかくハードルの高過ぎるキャラクターです。また、キャラクター自体のファンも多くて目も厳しい。
特に寡黙なキャラですから体現することが大前提で、当然、すらっとした動けるイケメンがキャスティングされることがほとんどですが、それでも俳優さんそれぞれの個性が滲み出ていて面白いなと感じました。

で、私的ベストキャスティングはもちろん肖宇梁さん(沙海、終極筆記)。
ご本人の持ち味がそもそもキャラにハマっているし、アクションを得意とされているところもバッチリ。
張起霊はパートの切り取り方によって特徴の現れ方が結構まちまちですけど、彼の強さだけでなく脆さも描かれていた「終極筆記」では、特に肖宇梁さんの張起霊がドンピシャでハマっていたと思います。
ご本人からしても大きな当たり役だったのではないでしょうか。

あと、好みでいうと…
成毅さん(盗墓筆記2)。
色々見た後改めて考えてみると成毅さんの張起霊張起霊っぽいかと問われれば、実はあんまりそうじゃないかもしれませんが(違うんかい)、でも「盗墓筆記2」の中では成立していたし、あのバージョンの鉄三角もすごく良かったし、何よりカッコよかったです。”漢気強めの小哥”という感じ。

そしてもう一人は…
黄俊捷さん(重啓)。
私個人的に”マイファースト小哥”w だったこともあるかもしれませんが、柔らかい微笑みの温かさと、絶対的守護神という感じの安心感が印象的で素敵でした。まあ、単純にお顔が好みでもありますw

王胖子(王月半)

このキャラほどキャラのブレなさを感じたキャラはいませんでした。(キャラキャラうるさい)
何人かの俳優さんがこのキャラを演じられているにも関わらず(他のキャラに比べると圧倒的に少ないですが)、驚くほど印象が同じで。

天然だったり、浮世離れしていたり、業界色が染み付いて狡猾だったりという人が周りを取り巻く中、王胖子って比較的世間一般並みの感覚を持っている人だと思うんです。
そしていつも適当なことをペラペラ喋ってるように見えて、情が深いし、面倒見もいいし(誰にでもではないけど)、意外と見えないところで細かく気遣いしているところもある。

毎回、演技達者な俳優さんがキャスティングされている印象です。

私的ベストキャスティングというと、これは本当に好みでしかないのですが張博宇さん(盗墓筆記2、雲頂天宮、映画版 盗墓筆記)と、大人ver.では陳明昊さん(蔵海花、沙海、重啓)。

お二人とも、第一印象で”ちょっと怖くも見えるドライさ”が少し見えるところがポイント。
実はそうでもない、というのが後々分かってくるのですが(もちろん相手によりますが)。
このニュアンスがあることで、ただのご陽気な太っちょではなくなっているところが凄くいいなと思います。

黒瞎子(黒眼鏡)

黒瞎子張起霊に次いで「この人何者?!」なキャラですよね。
張起霊はまだプロフィールを知ればそれなりに理解できますが、黒瞎子は謎が多いまま。
でも印象としては神秘的というよりは、飄々としてちょっと面白いところもある人なんですよね。張起霊のような”孤高感”はないというか。

黒瞎子に関しては季晨さん(沙海、重啓之蛇骨佛蜕、重啓之深渊疑冢)の印象が圧倒的に強いです。3作見てるのもあるかも知れないですが、やっぱりそれだけでもないと思います。
そして黒瞎子の好物”青椒炒飯”の歌まで歌っているのは季晨さんだけw 季晨さんの歌も黒瞎子らしくてとても良いのですが、これが本業の劉宇寧さんだったらどんな感じになるのかというのは、やっぱり興味津々です。

解雨臣(解語花)

呉邪と同世代ですが、”業界”とは少し距離を置いてある意味平和に育てられた呉邪と対照的に、解連環の失踪により幼くして解家の当主という重責を背負い、粛々とするべきことをこなしている小花解雨臣)。

若くして海千山千の解家のオジサンたちを取り仕切る威厳もあり、また、京劇役者としての見た目のたおやかさもある。
威厳はあるけど、オラついているわけではなく、冷静で落ち着いて見える。
この人も魅力的なキャラですよね。

小花の場合、マイベストキャスティングというよりはダントツ好みなのが劉学義さん(盗墓筆記2、雲頂天宮)。
まあ、お顔が美しいのももちろんですが(それは絶対否めない 笑)、聡明さ、力量、威厳や落ち着きもありつつ、ある種の”慎ましさ”もどこかに感じさせるところが凄く魅力的なんですよね。

劉学義さんと季晨さんの黒花コンビだったらどんな風になるか、凄く見てみたくなりました。

お気に入りコンビ&トリオ(鉄三角)

最後に(まだ語るか)私の好みで印象に残ったコンビ&トリオをバーっと挙げていきたいと思います!
(作品の切り取り方によってキャラ同士の絡みが少なかったりなかったものもあるので、挙げていないver.が必ずしもイマイチだったというわけでもありません)

《瓶邪》張起霊呉邪
「終極筆記」ver.:肖宇梁さん曽舜晞さん
それぞれがキャラにハマってる上にお二人の相性も良い!良過ぎる!完璧!
「盗墓筆記2」ver.:成毅さん&侯明昊さん
なぜか「ナイトと姫」みたいな雰囲気が漂ってました(笑)。甘いです。

邪》王胖子呉邪
「盗墓筆記2」ver.:張博宇さん&侯明昊さん
とにかく侯明昊さん呉邪が世話焼かせ上手というか、構ってあげたくなるタイプなんですよねw で張博宇さん胖子が面倒見の良い兄貴分に見えて、こちらも相性バッチリ。
「重啓」ver.:陳明昊さん&朱一さん
「ツレ感」がもはやホンモノ(笑)おふざけから命懸けの助け合いまで、全てがリアルなツレでした。

鉄三角》(呉邪張起霊王胖子
「盗墓筆記2」ver.:侯明昊さん成毅さん&張博宇さん
キャラの役割分担がはっきりしていてバランスが良い3人組という感じ。
「終極筆記」ver.:曽舜晞さん肖宇梁さん成方旭さん
仲良し感が良いというか、流れる空気が温かい感じの3人組。
「重啓」ver.:朱一さん黄俊捷さん&陳明昊さん
陳明昊さん&朱一さんがわちゃわちゃしてるのを、黄俊捷さん小哥が微笑んで見守ってる感じで、凄くしっくり馴染んでる3人組。ラストののんびりしてる画がとにかく良い!

まとめ

いやぁ、楽しかった!気が済みました(笑)
やっぱり「盗墓筆記」ワールドは楽しいしワクワクします。
これからも引き続き楽しんでいきたいと思います。

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