【中国ドラマ】「河神-Tianjin Mystic-」感想:世界観が好き。でもラストが…!!

中国ドラマ

BS12にて放送されていた中国ドラマ「河神-Tianjin Mystic-」を見終わりました。
全20話
原題:「河神」(2017)

実は見始める前、キービジュアルやあらすじを見る限りでは、それほど期待していなくて(好みかどうかの点で)「ま、ミステリーだったら一応抑えておこうかな」くらいの感覚だったのですが、実際見てみると結構好きになりました。世界観が良かったな〜。あと話の展開がスムーズで。

やっぱり見てみないとわからないものですね。
でもホラーが苦手な人はちょっと注意かもです(私は意外と大丈夫でしたが)。

主なキャスト

郭得友(グオ・ドーヨウ)(伍河水死処理隊隊長”小河神と呼ばれる):李現(リー・シエン)

丁卯(ディン・マオ)(漕運商会の御曹司。ドイツで法医学を学ぶ):張銘恩(チャン・ミンエン)

顧影(グー・イン)(郭得友の幼馴染の巫女。武芸に秀でている):王紫璇(ワン・ズーシュエン)

肖蘭蘭(シャオ・ランラン)(天津市秘書長の娘。新聞記者):陳芋米(チェン・ユーミー)

印象に残ったところ

思ったことを細々と…

世界観が良い

この作品で一番気に入ったところは世界観です。4つの要素をあげてみました。

時代の風俗

民国時代のミステリーっていうのは沢山あって人気ジャンルかなとも思うんですが、租界のよくある「華洋折衷(?)」感だけじゃなくって、天津の素朴なところも描かれていてそれも良かったです。行ったことないのに妙に落ち着く感じがするんですよね〜。龍王廟とか。ああいうところでお茶飲みながら一日ぼーっとしてみたい。

アーティスティックなビジュアル

美術面がアーティスティックなところもこの作品の特徴かなと思います。
郭得友顧影と養母の張神婆の髪型・衣装なんかはかなり奇抜!最初は驚きましたが、不思議と素朴なセットにも溶け込んでいました。
あと煙の術中のセットもすごくアートっぽいな〜と。
租界とか廟とかお屋敷とかのセットはしっかり時代考証がなされてる感じのセット(これも素敵)で、ギャップを感じそうなものですけど、これも不思議と全体のトーンとしては統一感があるんですよね。

音楽に”湿度”が感じられる

音楽も良かったです。BGMなんかでも水の街らしく常に”湿度”が感じられました。

おどろおどろしさ

この作品にホラー要素があるとは意外でした。ゾンビがこんなに出てくるとは!あと気持ち悪い蟲も…。見る前には全く予想もしていませんでした。
でも意外と見てられたんですよね。私、本来は苦手なんですけども。もしかしたら作品全体のトーンが重苦しくないからかもしれません(BGMの効果もあるかも)。
…が、そういう要素がちょっとでも苦手な人は嫌なんだろうな〜と思いました。ゾンビとの戦いのシーンとか、結構長かった…。

他にも、闇の稼業がひしめく怪しい夜市があったり、主人公たちの敵役が魔古道という邪悪な教団だったりしました。

話の展開がスムーズ

探偵もの、警察ものでもないこのミステリーですが、それゆえか、主人公たちが一つの事件を追っていった先に次の事件にぶつかったりする流れがとても自然でスムーズに感じられました。
あまりに自然な流れすぎて、ふと振り返っても出来事の順番をスッと思い出せないほどでしたw

メインキャラ4人とも好き!

メインキャラ4人とも好きでした。みんなそれぞれ良かったな〜。
みんな探偵でも警察でもないのに(丁卯だけ臨時に権限があったけど)、それぞれの強みを活かして犯罪捜査をしていくというストーリーが面白かったです。
また、住む世界的に対照的な郭得友丁卯がそれぞれお似合いな顧影肖蘭蘭とでCPになっているのと、その4人で1チームになってる感じも面白いと思いました。

郭得友…仕事の技術が高くて小河神とみんなに尊敬されているけど、茶目っ気のある性格。自由奔放に見えるけど目上はちゃんと敬って頭が上がらないところも好感度高し。
演じられた李現さん、私の視聴履歴的に林涛(from「ダイイング・アンサー ~法医秦明~」 )と正直そんなに大きな違いは感じなかったけどw、作品ありきのキャラ造形だから仕方ないですね。
髪型、衣装も似合ってたな〜。

丁卯…家業を継ぐのが嫌でドイツ留学して法医学を収めたのに、結局引き継ぐことになった御曹司。時代より少し進んだ考えを持った坊ちゃんぶりが素敵です。何ヶ国語喋るんだって感じで優秀(留学先のドイツ語に加え英語も)。
時代なのか、相当強めのパーマ(コテ?)の髪型だったけど、相変わらずの美男子でした。(付課長の”サザエさんヘア”じゃなくて、まだ良かったw)
これまた私の視聴履歴的な話ですが、直前に見たのが会長(from「沙海 Tomb of the Sea」)で会長続きだったのも”にやけポイント”でした。
演じられた張銘恩さん、お若いのに線の細さがなく、どっしりとしたオーラも出せるところが素敵だなと思っています。

顧影郭得友の幼馴染で実は密かに慕ってる…けど普段は喧嘩しがちという巫女さん。正直本業の方は怪しげだけど、とにかく武芸に秀でているという女の子。アクションはゴリゴリじゃなくてしなやかで美しいし、コアもめちゃくちゃしっかりしてるし、とにかく柔軟だしで凄いなと思っていたら案の定、演じられていた王紫璇さん、バレエ経験者みたいですね。お見事でした。
普段は可愛い女の子、という感じでしたが最後のシーン、美しかったです。
見事なスタイルで奇抜な衣装も素敵に着こなされていて「あんなブランド、ありそう」なんて思って見ていました。

肖蘭蘭…政府高官の令嬢ながらも新聞記者という時代の先端を行く女性。理性的だけどガチガチでなく落ち着いた優しさもあって、普通に好きなキャラでした。全然嫌味がないんですよね〜。丁卯とは上手くいって欲しいと、素直に祈ってました。

・あと敵役ですが…連化清。邪悪な教団のトップという役どころですが、細身で美形というところがなんともそれっぽくてキャラ造形が見事だな〜と思ってました。それに配音(声色のチョイスも絶妙!)も相まって本当に説得力がありました。

ラスト…「あっ、やったな!!」(私)

作品としては好きと言えるものなんですが、ラストが…。また(?)終わってない!「紳士探偵L」のトラウマを引きずり中)

ウイルスの源である水源に落ちた爆弾を止めるため、その汚れた水源に飛び込む郭得友。途中、病魔に侵され苦しむところを聖童である顧影に助けられなんとか爆弾に手を伸ばし、導線を引き抜…終わった〜!!!
………やってくれたなw

まあ、現時点では「河神Ⅱ」もすっかりリリース済みなので話の続きは分かるはずなんですが、郭得友だけキャストが代わってしまってるんですよね。全変わりならまだなんとなくわかるんですけど。
それがなんとも残念で…。
キャストをさらっと見る限りでは4人ともいるので、とにかく無事だったんだろうと安心して、視聴自体は「機会があれば」という気持ちでいますw

疑問点…

一応2回見たんですよ。まあ、2回目は重要そうなポイントだけさらっとですけど。
それでもわからないことがありまして…。

肖三は何がしたかったの?

10年前に肖家に来て、なんで魔古道に協力してたのかというところが謎でした。
自分の意思?それとも肖秘書長の命令?逆に魔古道肖家へのスパイ(工作員)?
最終的には連化清とも決裂してるし、秘書長も裏切ってるし、そもそもどういう目的があったのかしら?
「虫を入れられたからだろう」という意見も見かけましたが、それはもっと後の話だと認識しているのですが…。連化清の血を飲まされるまでは症状も出ていないようでしたし…。なんで魔古道にいたの?信者という立ち位置でもなさそうだったし。
謎。
あ、実は元々秘書長に対して密かに敵対心を抱いていて魔古道に協力していたとか?…いや、う〜ん…。

肖秘書長が終盤で動き出したのはなぜ?

魔古道を潰したいならもっと前から動けば良かったし、この頃なら郭得友たちが動いているので放っておいても良さそうなものなのに、なぜこのタイミングで軍隊を動かしてまでしゃしゃり出てきたのか謎でした。しかもなんか後手後手だし。
それから娘に信仰がどうのこうのという話をしたのも意図が分からず…。

郭淳(郭得友の師匠)が丁卯に亀を持ってきたのは…?

最後も最後、エンドロールが流れている横のワイプで師匠丁卯に亀を持ってきていましたが、あれはどういう意味なんでしょう?
物語冒頭で亀を持ってきて弟子入りした丁卯に対して、亀を返して師弟関係を解消するって意味なんでしょうか?…まさか逆に丁卯に弟子入りするって意味じゃないですよねぇ…。
え、みなさん意味わかってました?私だけ?w

……さて、そろそろこの辺で締めようかと思います。色々書き綴ってスッキリしましたw
とにかくこのドラマ、面白かったです。

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