写真の焦げ茶色の塊は茶葉(中国茶)の塊です。
ほぐして飲むプーアル茶なのですが、ほぐした分を飲みきった為またほぐしていました。
いつも「今日は全部ほぐしてしまうぞ!」と意気込んでいるのですが、塊は思った以上に圧縮されておりほぐした途端に嵩が高くなるため、「今日はやっぱりいいや」と途中でやめてしまうことになります。
写真の塊でちょうど半分くらいなのですが、まだまだありますね。
寶焔牌 雲南下関磚茶 2013年
なんのこっちゃって感じですよね(笑)漢文か!?
これはこのお茶の名前です。
1年半前に購入しました。
寶焔牌=宝焔牌はチベット向けプーアル茶、磚茶は蒸し固めたお茶のことらしいです(”磚”は煉瓦の意味)。
今現在、私が買ったお店では扱いが無いようでこのお茶のページがなくなっていて詳細が確認できませんでした。
お茶とは一期一会ですね。
大事に飲まなきゃ。
専門的なことは私も全然わからないのですが、確か、この茶葉は細かくされているので抽出されるのが早いとか、若い生茶なのにまろやかで非常に飲みやすいというコメントにそそられて選んでみたものです。
チベットに思いを馳せながら…。
ところで「若い生茶」ってなんのこっちゃって感じですよね。
「生茶」っていうとペットボトル飲料がメジャーですがそれとは違うものです。
プーアル茶には熟茶と生茶があるそうなのです。
熟茶と生茶があるとのことで
プーアル茶といえば一般的に濃い茶色のお茶で渋みはほとんどなくてまろやか、みたいな印象だと思うのですが、それが熟茶と言われるプーアル茶です。
人工的に発酵させているのが熟茶で、そうで無いものが生茶。
なるほど。
熟茶が大好きで色々試しているうちに生茶というものの存在を知り、これも試してみなくちゃ、と購入してみたのでした。
二種類ほどの生茶を試してみたのですが、熟茶との違いにびっくり。
苦味がある!スッキリしている。でもウーロン茶とはまた違う。
そして、生茶は長い年月をかけて「育てる」ことができるようで、上手に管理して長くおけば熟成されて味わいが随分変わるそうです。
そのスパンはとても長く、3年くらいで変化を感じ、6年も経つとさらに味わいも変わり熟成の味が感じられ、10年、20年が飲み頃のピークとか。
またその味は熟茶とは違うものらしいのです。
スケールの大きな話です。
ゆったりとしていて、風流でいいなあ。
遠い先まで思いを馳せて購入したものの、残り半分。まだ2年も経っていません。
もっともっとゆったり構えなきゃ。
上級者になると、少しずつ変化を楽しみながら長く楽しむため、たくさんキープしておくようです。
なんだかいい趣味だな。
素敵です。
飲んでみたら
こんな色でした。
ま、多分購入時とさほど風味は変わっていないと思いますが(笑)
こちらのお茶はいわゆる生茶よりも、もうすでにまろやかで飲みやすい味でした。
そして「これが熟成されるとどんなに美味しくなるんだろう」と期待も膨らみます。
が、私の所有している茶葉は残りいくらもありませんので志半ばで飲みきってしまうことでしょう。
お茶の嗜みは奥が深いです。
もっと色々試して経験してみたいな。
お茶をほぐしたり、遠い先のことまで思いを馳せたりしてお茶に関わることをしているとゆったりしよう、という気分にさせてもらえるのでこれからも長く楽しみたいと思います。
私がいつも購入しているお店
個人輸入の形になりますが、買い物自体は一般のネットショッピングと変わらないです。
もちろん全て日本語でOK。お店の対応もとても丁寧で親切です。
サイトにはプーアル茶の情報が盛りだくさんで上記の知識もこのサイトから。
いつも楽しく勉強させてもらっています。
それぞれのお茶のコメントがとても上手でどれも美味しそうなので、選ぶのに苦労してしまいます(笑)
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