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【中国映画】「蔵海花之雪夜凶灯」感想:張海客&張念、張家の若者二人の悪友ぶりが可愛い「蔵海花」スピンオフ映画

中国ドラマ

中国映画「蔵海花之雪夜凶灯」(2024)を見終わりました。
上映時間:84min.
(ビジュアル、その他情報はこちら→百度百科
※「盗墓筆記」シリーズまとめ記事はこちら→1:概要・作品リスト編2:キャラクター編

本作は、ドラマ「蔵海花」と同じ原作から、青年時代の張海客・張念の二人を主人公にしたスピンオフ的な映画です。2024年9月24日に公開されました。
そんなのがあるとなれば当然素通りできません(笑)
早速視聴してみました!

↓ドラマ「蔵海花 Adventure Behind the Bronze Door」の感想はこちら

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主なキャスト

張海客(張家の若者):虞祎傑

張念(張家の若者):程啓蒙

秦豔(荒くれ者の手下を大勢引き連れた首領の女性):王柏安

ドラマ既出のキャラは張海客・張念の二人でいずれもドラマ「蔵海花」と同じ俳優さん(青年期)が演じられています。

虞祎傑さん、どこかで見た人だなと思っていたら、同じく「盗墓筆記」シリーズ映画「沙海番外之蚌人」拖把役で出演されていました。気持ち悪い映画だったけど、もう一回出演シーンだけ見てみよっと。劇中で見てると鐘漢良さんの若い頃っぽく見えたんですが、私だけかなぁ。

秦豔役の王柏安さん、劇中のメイクでは菜々緒さん似の美女でしたが(普段の写真はそんなに似てなかったです)、役としては”画面に華を添えるだけ”のポジションのようでした。美女が、そもそも女性がやらなくちゃいけないポジションのキャラではないという感じの。これもシリーズ映画あるあるですね(笑)

感想

民国期を舞台にしたお話で探検アクション映画となっています。
ドラマ「蔵海花」の回想シーンである、小哥(張起霊)が仲間とともに”放野”(張家の少年たちに課せられるサバイバルな試練)を経験していた頃(その少し後?)の話のようです。

尺が短いなりに、探検に出かけることになるきっかけや地下探検、また化け物との死闘などがコンパクトに詰め込まれていますが、まあドラマ作品と比べると、本当にちょっとしたエピソードという感じなのは仕方ないですね。
(一つ、はっきりとした難点を挙げるなら、冒頭のアクションシーンのカメラワーク。酔いそうになりました…。普通に撮ってくれればいいのに)

とにかく若い張海客・張念の二人が可愛い!(と言っても張家の人たちは見た目だけでは年齢を判断できないのですが…笑)
そこが見どころですかね。

二人の会話の中で張念張海客の後ろ姿に向かって「お前が黙って立ってると、あいつみたいだ……張起霊」と言うシーンがありました。
「張起霊」は小哥が張家の族長になって受け継いだ名前で、それ以前は「小鬼」(小僧の意味)と呼ばれていたので、この話は小哥が蠍子小隊を離れた後のことだったんですね。見始めた時は二人の屈託のない雰囲気から”放野”の前かと思っていたのですが。

ドラマの方では張念って辛辣でちょっと取っ付きにくい雰囲気(若い頃も)の人物だと思っていたのですが、本作ではしっかり者の張海客が隣にいるからか、どちらかというと”コンビのドジな方”ポジションで描かれていて意外でした。

でも張海客張念よりはしっかりしているとはいえ、まだ若いですからそれなりの”青さ”もあるし、二人も親友というよりは、ズケズケと遠慮なく言い合う悪友とでも言いたくなるような雰囲気で、それが若者らしくて可愛いなぁと思いました。
本作の見どころはそこかもしれない(笑)

なので、ドラマで二人の関係の最後があんな形になって、なかなか辛いなと思いもするのですが。

本作、ドラマで描かれる本筋にはほとんど影響ない内容でしたが、一つちょっとだけ「お?」と思ったことが。
張念張海客が自分たちの修練と張念の父親の死の真相を探るために向かった古珞という地下遺跡で、秦豔たちが怪物を追っていた理由が「老板の研究のため」でした。それってドラマの方の老馮と同じ理由じゃないですか!そこんとこ、関係があるのかないのか。
考えてみれば、このシリーズ中でみんなが探し求める”お宝”は結局のところ”不老長寿術”です。そしてそれは民国期のエピソードから表れていました。
権力、財力ときたらあとは”永遠の命”が究極の宝、というのは万国共通の思考なんでしょうか?
(でも張家人に言わせれば不老長寿には不老長寿の苦難があるようですが)

結末としても謎を残したままとなりました。
”工卡”とは一体なんだったのか?ま、おそらく回収されない謎なんでしょう(笑)
それにしても本作のラスボス怪物が”提灯アンコウ”だったとは(見た目の話です)。めちゃくちゃ素早い動きで、一緒に探検した中で生還できたのは張海客張念のみ。さすが張家人

…ということで、とりとめなく綴ってしまいましたが、楽しめました!
「蔵海花」はかなり張家についての比重が大きいストーリーでしたが、今年の11月に始動予定(?)の「南部檔案」(→百度百科)といい、これからは張家についてもどんどん描かれていくんでしょうか?謎が多い一族だったので楽しみです!!

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