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映画「ナラタージュ」を見ました。《感想》

嵐/J関連

雨の日に映画「ナラタージュ」を見に行ったら、画面の中も雨が降っていました。
重い…暗い…。

一応嵐好きとしては押さえておきたい、という気持ちで行ったんですけどね。
見る前からちょっと予感はしていましたが、やはり自分には向いていませんでした…。

(以下、大きなネタバレはないと思いますが、ちょっとでも内容を知りたくない方は回避なさってください)

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リアルすぎるのかな?

見終わった感想は「そりゃ、そうなるわね」。
というこの一言に尽きます。

登場人物の性格や行動について、いいとは思えないけど、人ってそんなもんだし、こと恋愛に関しては取り繕う余裕もなくてさらけ出してしまうよねって感じ。
人の弱さとか、狡さとか、必死さゆえの器の小ささとか、感情の波とかそんなもんだよね、と思ってしまう。

お話自体もリアル(綺麗事じゃないということ)、結末もやっぱり想像通り、というか現実的な収まり方をしたので、結果印象としては「みんな大なり小なりこうだよね」という感想になったんですよね。

この映画で切なさで胸がきゅんきゅんするには大人になりすぎたのかもしれません。

葉山先生と一生一緒にいるのが本当に幸せとは言えないかもよ、泉ちゃん?(意地悪オバさんな私:笑)
美しい思い出にしておく方がいいこともある。

もっと言えば、「一番好き」って思ってるけどそうじゃないかもしれない。
こればっかりは誰もわからないですけどね〜。
ある意味、自分で決めるしかない。

でも「諦めなきゃいけないんだ」と思えば思うほど、かえって輝いて見えるってこともありますからねぇ。
おんなじ人間でも出会い方とか結ばれるのに何の障害もなければ、これほど強い想いにはならないかもしれないし(いや、多分そう:笑)。「この人でいいのかな?」っていう、よくあるあれ(笑)

あと、「好き」と「気になる、心配」は違うと言えば違うし、等しいと言えば等しい。
タイミングによって微妙に変わるかもしれないし、自分でもよくわからないこともある。
曖昧ですね、人って。(もちろん私もそうですが)

う〜ん…

ところでなんで葉山先生が松潤だったんだろう…?

別にお芝居に違和感とかは感じなかったんですが、そもそもヒロイン目線のストーリーなので、先生の本心とかがちょっと見えづらい(何を考えてるかわからない)といったキャラなので、「演じる」というよりは「そのもの」みたいな配役の方がしっくりきたんじゃないのかな〜と思いました。
目力を抑えてやる役者さん(監督からの要求がそうだったとトークで聞いた気が…)よりも、もうちょっと”元々の”イメージがそんな感じの役者さんの方がより良かったのでは?っと思ってしまいました。
(もしかしたら、見る方の先入観が大きいのが問題なのかな?)

でもまあ、他の役者さんだったら見に行かなかったとは思いますが…(笑)

あと、夜道のキャリーバッグを引いてる人は何か意味があるのかと思ったら、特になかったし(小野くんとの関係性を浮き出させる為だけ?)、柚子ちゃんのエピソードは、正直それまでノーマーク(?)だっただけに突飛すぎてちょっとついていけなかったです。
原作を読んだら、その辺も効果的なエピソードになったのかな?

結局、自分の淡白さ加減と大人になりすぎた事実を思い知らされた、という映画になりました(笑)
きゅんきゅんしたかったな〜。

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