朝食を抜く生活になって4〜5年経ちます。
きっかけは、食べ物の消化吸収には長い時間が掛かる為、
3食食べると消化器官が休まる時がないというようなことをどこかで耳にしたからです。
特に胃腸が弱い人は、無理に3食食べる必要もないと。
それまでは何の疑いもなく3食食べていたのですが、
時々、朝、具合が悪くて食欲がなく、
少ししか食べずに出かけて行ったりということもしていました。
途中でお腹が空きすぎて具合が悪くなったらどうしよう、とか心配しながら。
昔から、食べるとなったらよく食べる方でした。
普段はそれで問題なく、成長期なんかはパンパンに太っていたのですが、
胃腸が弱いのか、疲れたり、風邪をひいたり調子を崩すと胃腸にくるようで、
年に数回は嘔吐してしまうという体質でした。
昔からそうなので、嘔吐しても、年中行事みたいに「またか」くらいの気持ちで
体質だから仕方がない、とまで思っていました。
「たまに嘔吐してしまうけど、普段はモリモリ食べて平気」という生活でした。
ですが「消化器官を休める」という私にとっては新しい考えを聞き、
そういえば私も胃腸が強い方じゃないのに、
胃腸が常に渋滞状態ではいいはずがないと、妙にこの考えが腑に落ちてしまいました。
それまでは、食べた後の体の中のことなんて考えも及びませんでした。
思えば、それまで朝食など抜いたことがない人生でした。
なんならそれが自慢でした。
だから、結構勇気がいることでした。
フラフラになって倒れたら、どうしようとか思って。
なので、初めは「豆乳と納豆だけ」(豆づくし!)とか「フルーツだけ」みたいな極々少食から初めて
「意外と大丈夫だな」と感じるようになってからは白湯のみになりました。
現在もそうです。
意外とすんなり朝食抜きには慣れました。
抜いてから一度も後悔したことはありません。
朝食をやめて良かったこと
- 体が軽い
- 朝の時短になる
- 空腹のメリットを体感できるようになる
空腹のメリット
空腹には2段階あるように思います。
まず、1段階目の空腹では体が軽くて頭も冴え、調子よく感じられます。
そしてそれが心地いいんです。
しばらくはそんな感じでいけるんですが、
それより更にもう1段階お腹が空いてくると、
もう食べた方がいいタイミングです。
私の場合、大体11:00過ぎから12:00ごろ、この第2次空腹がやってきます。
このやり方を続けていくと、段々調子のいいお腹具合というのがわかってきます。
何か大仕事があったり、集中したい時なんかは
第1次空腹に照準を合わせるようになりました。
昼食後も仕事などで集中したい時は第1次空腹くらいになるように、
昼食の量を調整します。
本当に、食べ過ぎると途端に動きたくなくなるのです。
実はこれが、夕食を抜くのではなくて朝食を抜く理由なんです。
朝は時間が惜しいし、これから活動する時間だから体を軽くしたい。
夜はゆっくり食事を楽しみたいし、その後は寝るだけなので体が重くなっても大丈夫、ということで。
よく「太らないか?」と聞かれますが、太らないです。
食事量を意識するようになったこともあるかもしれませんが、太らないというより
特に変わらない、という感じです。
別にダイエット目的ではないので、体の調子がいいなら自分的に正解だな、と思っています。
そして、休みの日だったら昼でもモリモリ食べちゃいます(笑)
実は体質じゃなかったのかも…!
胃腸が弱いと思っていた私ですが、朝食抜き、そして食事量調整の大事さを体で実感するようになってから、嘔吐することはほとんどなくなりました。
あれ?体質じゃなかったのか…!
なんともお粗末な話ですが、まあ端的にいうと食事量が私のキャパを超えていた、という至極当たり前なオチでした。
でも、普段は全然なんともなかったので、なかなか自分の体の悲鳴に気づかなかったのです。
意外と我慢強いのかしら、私の体(笑)
気をつけること
朝食を抜くと昼食がその日最初に口にするものになるので、
いきなり血糖値を上げないように野菜から食べるようにしています。
(できれば、それ自身も酵素を持っている生野菜が尚良い→消化が速いから)
また、職場での昼食は午後から眠くならないように炭水化物(糖質)は摂らないようにしています。
(午後からの睡魔で毎日戦っている方、一度試してみてください。全然眠くならないですよ!)
実は一つだけ残念なことが…!
私にぴったりの朝食抜きなのですが、一つだけ残念なことがあります。
それは、ホテルの朝食ブッフェが楽しめないことです!!(涙)
一度「今日くらいいいか!」と思って食べてみましたが、すっかり体のサイクルが出来上がっていた為、なんだか調子が悪かったです。
なので、それ以降は果物程度しか食べていません。残念。
美味しそうなの、色々あったりするんですけどねぇ…。
結論
朝食抜きは良くない、とか、良いとか世の中はどちらの意見もありますが、
もし少しでも気になったのであれば、実際に試してみたら良いのではないかと思います。
休みの日から試してみれば「やっぱり無理!」となっても、すぐに食べられますしね。
人によって状況や体質(食習慣も大きいと思いますが)も違うので、合わない人もいると思います。
でも、やってみて初めて実感できることもあるので、もしやる気になったらオススメです。
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