「すごい引き寄せ 潜在意識を飼い馴らす方法」はづき虹映:著(河出書房新社)を読みました。
引き寄せ本と言えば、超おなじみの「ザ・シークレット」もワタクシ、読んでおります。
当時、この本の内容はかなりの衝撃でした。私にとって全く新しい思考で。
それから時は経って「引き寄せ」という言葉や考えが結構世の中に広まった一方で「引き寄せ難民」とも言える、”信じたいのにイマイチ効果を感じられない人”が沢山おられるのも事実で…。
引き寄せ本は沢山あるんですけどね。
ところで、こちらの本はまずタイトルがすごいです(笑)
「すごい引き寄せ」ですから。
どんな内容かと興味津々で読んでみました。
ありがとうございます!
一番印象に残ったのは、著者が「ありがとうございます」という言葉を1年間で136万回以上言い続けた結果(数えておられたそうです)、それから1週間後にありえないような額の大金を手にいれた、というエピソードでした。
「ありがとう」の語源は「存り難し」でつまり、ありえない、奇蹟だということ。
また、「ございます」は「御座います」で「今、ここにいらっしゃる」という意味。
つまり、「今、目の前にありえないような奇跡が起こっている」という意味だとか。
…あれ、これは言霊信仰?(笑)
まあ、これをアファメーション(肯定的な自己宣言)として唱えれば引き寄せとも考えられ…るのでしょうか?
著者は”言葉”を非常に需要な要素として位置付けておられるようです。
「アタマの中はネガティブ満載のままでもいい」とか、「(両親に感謝を伝えるという項目で)〜特に心は込めなくてもかまいません。心の中では抵抗していても良いので言葉に出して伝えること。」とまで…。
確かに”今ある現実は自分が出したエネルギーの反映”と言われるこの法則からすれば、ネガティブな言葉からはネガティブなものしか返ってこないでしょうが、アファメーションだけでもそう上手くいかないんですよね…。by難民(笑)
でもこういうエピソードはとにかくパンチがありますね!
とにかく”腑に落ちたもの”をやってみよう!
こういう「目に見えないもの」系の本は世の中に沢山あって、切り口が色々。
読む側も考え方や価値観などが様々なので、自分の腑に落ちるものを見つけて実践されればいいと思います。
「願いは既に叶っている=思考が現実化する法則は信じる信じないに関わらず、全てのものに”常に”、”例外なく”作用している」こととか、
「混乱した思考が混乱した現実を引き寄せる」ということとか、
そういった引き寄せの原理的な内容は他のいろんな本にも書かれていますが、それを極力スピリチュアル的な言葉を使わずに語られている、という印象を受けました。
更に「名前に秘められたエネルギーについて」とか、「誕生日診断」とか「八百万の神信仰」とか、もっとシンプルに「よく噛んで食べる」とか「3回ジャンプする」とか(!)…も掲載されているので、具体的に色々試したい方には心強い本なのではないでしょうか。
こちらの本は”引き寄せに興味はあるけど、スピリチュアルに傾きすぎるのは抵抗がある”、という方に向いているような気がしました。
お気に入りフレーズ
この本で『本当の「好き」には、理由がありません。』というフレーズがあったのですが、これ、気に入りました♪
説明できない「好き」を”理由がないから”という理由でスルーせず、これこそが本来の自分なのだと認めて、大事にしていこうと思いました。
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