【中国ドラマ】「ミーユエ 王朝を照らす月 」感想:素直にヒロインにハマれるドラマ

中国ドラマ

BS12(トゥエルビ)にて放送されていた中国ドラマ「ミーユエ 王朝を照らす月」を見終わりました。
全81話。

長めのドラマでしたが、中だるみなくスリリングに、ドラマチックに話は進んで、とても見応えのあるドラマでした。

この作品は始皇帝の高祖母・宣太后の生涯をモチーフに描いた小説をドラマ化したもので、いつもはちょっと脇のキャラクターばかりに目が行きがちな私ですが、このドラマに関しては、素直にヒロインのミーユエに引き込まれながら最後まで楽しむことができました。

武則天よりも千年近くも前に、天下を制した女性がいたんですね。
パワフル!

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主なキャスト

ミーユエ(羋月):スン・リー…楚の公主(庶子)。後に秦の王太后となる。宣太后。

羋姝:リウ・タオ…楚の公主(正室の娘。ミーユエとは母違いの姉に当たる)後の秦の恵文王の正室。武王の母親。

嬴駟:アレックス・フォン…秦の恵文王。

黄歇:ホアン・シュアン…ミーユエの幼馴染で初恋の相手。後の春申君。

義渠君・翟驪:ガオ・ユンシャン…義渠の大王。ミーユエを一途に愛する。

全体的な感想:素直にヒロインを追いかけることができた

私がひねくれてるのかもしれませんが(汗)、普段どんなお芝居を見ても、主役には目が行きづらくて、ちょっと脇のキャラとか、よくて準主役の方くらいしか目で追わないタチなのですが、このドラマは素直にヒロイン、ミーユエに惹きつけられて最後まで楽しむことができました。

強くて、賢くて、恋多き女性。
そして美しい!
魅力的です…。

↓そういう点では前に見た「エカテリーナ」も同じように楽しめました!

演じられたスン・リーさんもエキゾチックな美貌で私好み♪
目がとっても効く女優さんなんですよね。
お綺麗だわ〜なんて、常に頭の3分の1くらいはそんなことを思いながら(笑)ストーリーを追いかけてました。

役(ミーユエ)としてもとても魅力的なキャラクターで、歴史上の偉大な人物には失礼な物言いになりますが、あえて”ドラマのキャラとして”言わせていただくと「いい女」なんですよね〜。
そしていい女だから、もちろん「いい男」が集まる(笑)。

ユエを取り巻く男たち(笑)

キャラだけでいうと、一番安心感のある黄歇、大人で余裕のある嬴駟、ワイルドで情熱的な翟驪って感じでしょうか。
綺麗にタイプが分かれたな〜(笑)

黄歇

幼馴染。おそらく真にユエを理解しているのはこの人。頭も良く品行方正。一度は駆け落ちまでしようとしたのに、運命のいたずらか、結局ユエと結ばれることはなく…。でもその後もポイント、ポイントでユエを手助けする、という関係性。

ユエの本当の理解者、というところで、恋愛としてはどこか割りを食ってしまうように見える黄歇
何度涙を飲んだんでしょう…。
見ていて黄歇可哀想…っていうシーンが何回もあったな…。
年老いてからは手紙のやり取りのシーンしかなかったけど、臣下が連れてきた黄歇そっくりの魏醜夫をユエが身近で仕えさせるところ、少し切なかったです。

嬴駟

ユエの姉(羋姝)が嫁いだ秦の恵文王(ユエも侍妾として秦へ行っていた)。ユエよりは結構年上になるのですが、こういう大人もいいよねって感じるキャラクターでした。
一国の主としての器もさることながら、柔軟な考えも持っている。こういう人ってユエみたいな、物怖じせず、聡明な女子が好きそうだよね〜なんて思ってたら、案の定寵愛を受けることに。

ユエと二人きりの時には「隣のおじさん」のように話せというほど、人としても気さくな一面もあり、なかなかの魅力的なおじさま(怒られる…汗。ドラマのキャラとして、です)

とても素敵だし、敬愛するに値する男性だけど、他に正室もいるし(しかも姉)、側室もたくさんいるし、何より大王として愛情は二の次三の次だから、辛いことは辛いって相手でしたね。
そして何より後宮の権力争い!
たとえ自分は権力や地位に興味がなくても、やるかやられるかの戦いに巻き込まれるというのは、直接嬴駟に関係ないかもしれないけど、関わるとなるとちょっと辛いポイントかもしれないと思いました。
(どういう視点?…笑)

義渠君・翟驪

草原の民の大王、翟驪義渠君)。ワイルドで感情もストレート、愛情表現も情熱的。
こういうタイプも素敵ですよね〜。一番一気に燃え上がるかもしれない。
現代の感覚で見ても素敵だな〜と思いますし。
特にガチガチの宮中で辛い目にあった時に、こういうタイプの男性に助けられるとそりゃ〜もう!(笑)
素敵!以外に言う言葉がない(笑)

ただ、非常時は頼もしく見えたその生き様も、平常時の一般的な社会生活という点では、かなり危なっかしいですよね。
もうちょっと協調性を持ってくれ〜なんて、どうしてもなっちゃうでしょう。

「文化や考え方の違い」っていうのはこういうことか〜なんて考えさせられました。
根本的に必要なものが違うんだな〜と。

傍若無人な義渠人と秦の民(ほんとは義渠人も秦の民のはずなんだけど)のトラブルが絶えず、板挟みになったユエが、いつ翟驪に別れを切り出すかと思って見てたんですが、最後までそれは言わずになんとか間を取り持とうとしたところが意外だったのですが。

まあ、それが仇になって結局自分を変えることができなかった翟驪が、それでもなんとかユエの考えも理解しようとしたところで、最終的に自分を殺せと言って乗り込んできたところは、めちゃくちゃ前のめりに見入ってしまいました。
翟驪にも義渠人の生き様と大王としての責任がある、ユエにも国を背負う義務がある、ということで、急に歩み寄るにはあまりにも違いすぎたんだな〜なんてせつなくなっちゃいました。
たぶん、何百年と時間がかかることなんだろうと…。

翟驪がとどめを刺された瞬間のユエの取り乱し方も凄まじかった!
目から血の涙が出るかと思ったくらい。
ユエは何度も命の危険にさらされていて、その度に鬼気迫る表情を見せていましたけど、このシーンは特に渾身の演技でした。

張儀

恋愛関係ではないけど、ユエの理解者として張儀も強く印象に残っています。
元は魏の遊説家。

清廉潔白とは対極のキャラで、一見ゲスっちゃそうなのですが、能力の割に報われなかったり、ちょっと人間味があってどこか憎めないところもあるという、一筋縄ではいかない男。

とにかく弁は立つので、ユエと張儀が組んだ時の痛快な感じ、結構好きだったな〜。
ドラマの途中で亡くなったのは、ちょっと寂しい感じがしました。

恋愛関係じゃないけど、弟たち

あと、こちらも恋愛関係じゃないけど弟たちの忠義心には感心しきりでした。
父が違ったり、もっと言ったら血の繋がりもない弟もいたけど、ユエが誠心誠意、家族としての絆を大事にしてきたおかげで、一度もユエを(兄弟同士も)裏切ることなく、ともすれば体を張ってユエを守るほどの男たちに成長したのは、すごいな〜なんて思いました。

しかも、みんなまっとうなんですよね。結構辛い目にあってきてるのに。
宮中のように、伴侶だろうが、兄弟姉妹だろうが、自分が上り詰める為には誰でも蹴落とすのが当たり前の世界で、この兄弟たちの絆は心が救われるような気持ちがしました。
(あと、女性だけど葵姑を始めとする侍女たちの絆も、グッとくる!ドラマの後半、年老いてきた香児・恵児たちの表情が、どことなく亡き葵姑に似てきたのも、なんだか感慨深かった!)

もう一人のヒロイン、羋姝の闇落ちも見どころ

ユエの異母姉妹、楚の嫡公主であった羋姝がどんどん変わっていく様も、このドラマの見どころであったと思います。

最初は、楚の正室の娘として一番大切に育てられつつ、庶子で逆境にあったユエをかばうなど、典型的な心優しいお姫様だったのに、大人になり二人して隣国へ嫁ぎ、格下だったユエが大王の寵愛を受け、正室としての面子を潰されたあたりから、どんどん悪どくなっていきました。

それが、すごく見ていて自然な成り行きに見えたんですよね〜。

今まで命がけで自分を守ってくれたユエを敵とみなすと、姑息な手段でユエを陥れようとまでするようになった。
そういうのを見ると、今までは母(楚の王后)や侍女である玳瑁が、嫌な役割をやっていてくれたからこそ善人でいられたというだけなんだな〜と思えます。
その二人がいない状況では自分で自分を守らなければいけなくなった。
しかもどうやって相手を蹴落とし、自分を守るか、というのは今まで身近に見てきた母や玳瑁のやり方しか知らないんだよな〜なんて思いました。
めちゃくちゃ姑息な手段でしたからねぇ(笑)
しかもちょっと浅い。

陰謀渦巻く後宮で、本当はユエみたいに頭の良いやり過ごし方が「キレイ」なのだろうけど、それはよほどの才覚がないと、普通の才能の持ち主には無理なんだな〜と思うと、羋姝がちょっと哀れにも見えたり…。
人に蔑まれようとも身を守るにはそれしかない、それはそれで、ある意味なりふり構わず必死な感じがしました。


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スリリングでドラマチック、見応え十分なドラマでした!

他にも個性豊かなキャラクターが沢山で、全81話とかなりの長丁場でしたが全然中だるみすることなく楽しむことができました。
また、キャラクターが多い割には、ドラマ的にあまり話が横道にそれず、ほとんどユエ中心のエピソードでブレなかったのも、集中して見ることができた要因かもしれないと思いました。

なかなか波乱万丈のヒロインの物語でしたけど、最終的にはなんだかパワーをもらえたような印象もありますし、すごく見応えがあったので見てよかったです!

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