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【中国ドラマ】「ゴールデン・アイ-黄金瞳-」感想:骨董、玉石の世界!冒険込みの謎解きドラマ

中国ドラマ

BS12にて放送されていた中国ドラマ「ゴールデン・アイ-黄金瞳-」を見終わりました。
全56話。
原題「黄金瞳」(2019)(ビジュアル・その他情報はこちら→百度百科

盗墓をテーマにした「盜墓筆記」シリーズのドラマが好きで何作も見ているので、本作の骨董や玉石を扱って冒険要素もあるというところが気になって見てみました。
オープニングを見て「盜墓筆記」の原作者でドラマ・映画の制作にも関わっておられる南派三叔さんが企画で参加されているのを知り「ああ、なるほど」と納得。

感想としては、なんとなく想像通りといったところ(一言でいうと「まぁまぁまぁまぁ」w)。

個人的にハマるポイントもハラハラすることも特になくて冒険部分も期待よりかなり少なかったけど、題材の割にはストーリー展開が堅実で(伏線張って回収しない「盜墓筆記」と比べてもなんだけどw)、国をまたいだエピソードで絵面的にも楽しめるのでその点は良かったです。

お宝探しとか探検モノが初めてで新鮮に見られる人とか、主演の張芸興Lay)さんファンの人にはいいかもしれません。

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主なキャスト

庄睿(ジュアン・ルイ)/馮権(北京大学歴史科卒。働いていた質屋で強盗事件に遭遇した際、目に負った怪我で物体や物事を見透かす不思議な力(黄金瞳)を得る/『聊斎誌異』の主人公。物体を見透かす慧眼を持つ):張芸興EXO Lay

苗菲菲(ミヤオ・フェイフェイ)(警察官):王紫璇

皇甫雲(ホアンフー・ユイン)(庄睿の親友):王櫟鑫

徳叔(ダーシュウ)(骨董界で有名な修復師):李立群

秦萱冰(チン・シエンビン)(西皇珠寶秦浩然の令嬢。ジュエリーデザイナー):陳泇文

彭飛(ポン・フェイ)(退役軍人):孟阿赛

印象に残ったところ

普通の青年(歴史の知識はあるけど)が、物体も物事もなんでも見透かす《黄金瞳》というものを思いがけず得てしまったことで、生活がガラリと変わったり、色んな人々に次々寄って来られたり、トラブルや事件に巻き込まれたりする…というドラマです。

玉石の世界!賭石というものの面白さ

ドラマのはじめの方で描かれた玉石の世界が興味深く、知らなかった世界を知れたという面白さがありました。
賭石というのが面白かった!
見た目普通の小さな岩を、割ってみて初めて色付きで価値があるかどうか分かるというのが本当に”賭け”で、ハマる人はハマるんだろうなぁと納得したり。

舞台が色々移って目にも楽しい

中国各地からウクライナ、ミャンマーなど舞台が次々移るので目にも楽しいドラマでした。
都会や地方、砂漠、ジャングルなど盛りだくさんという感じで。
ウクライナ、キーウの美しいこと(今となっては悲しいですが…)。

冒険要素は期待よりかなり少なめ。冒険モノというよりは冒険”込み”の謎解き、という印象

初めてみた冒険ジャンルが「盜墓筆記」シリーズで、あちらはかなりハードでサバイバルな冒険を繰り広げるドラマなので、それと比べると本作の冒険要素はかなり少なめだと感じました。
というよりは冒険”込み”の謎解き、なのかな?

本作でやっと遺跡(古墓)に入った時、入って割とすぐに「じゃ、帰ってしっかり休んで明日また調べましょう」みたいな話になったのは拍子抜けしてしまいましたw
拠点に帰ってちゃんと寝られるなんて、なんて安心安全なんだと思ったけど、こちらではあくまで「考古学」なんですよね。

「盜墓筆記」出演者が多すぎる件 w

「盜墓筆記」シリーズの出演者が本当に多くてびっくり(分かっただけでも10人)。そもそも主役の張芸興さんからしてそうですし。
まあ”シリーズ”で1作ではないから、そんなに不思議じゃないと言われるかもしれませんが、他のドラマでこんなに集まってることはなかったので、やはり特別だと思います。

やっぱり企画で「盜墓筆記」の原作者の南派三叔さんが入っておられる関係ですかねぇ。
(撮影のタイミングの前後はわかりませんが、結果的に)

徳叔の執着の謎

※ラストに関するネタバレです。

ラスト近くで本性を露わにした徳叔庄睿の頭の中の欠片をわざわざ取り出すことにこだわる理由が謎でした。玉眼はもう持ってるし、そのうえ黄金瞳になったら副反応が出て身体に大きな支障が出るのは知ってるのに。

この人、40年前も中川陽平に「目をくり抜いて寄越せ」などと無茶な要求をしていました。くり抜かれた目をどうやって”装着”するつもりなのかw
こんな感じのお世辞にも聡明とは言えない人が、後々骨董界で名を馳せる徳叔として世を欺いていたというのは、ちょっと無理があるようにも見えました。
しかも庄睿のメンターとも言える存在で長く彼を導いてきた人で、その言葉は聡明な彼が敬慕するほど含蓄のあるものだっただろうに、40年前のあの馬騰風というキャラとイコールとはちょっと納得しづらいのですが…。

「盜墓筆記」ファンの目で見た印象

おそらく、冒険ジャンルのドラマを見たことがなければ、本作はかなり新鮮に楽しむことができただろうなと思います。
ということで「盜墓筆記」ドラマシリーズファンの目で見たちょっと偏った(?)印象をあげてみます。

・冒険要素が少なくて、物足りなかった→これはそもそも”冒険ドラマ”ではないのでは?と思い直しました。

・キャラの比重の違い「盜墓筆記」にも一応主人公はいますが、主人公”一強”という作りではなく、個性豊かなキャラが沢山存在していて、それぞれキャラが立っているので見どころが多い感じ(スピンオフも色々作れるほど)。
比べて本作「黄金瞳」は主人公の比重がかなり大きく、他のキャラは主人公の仲間か敵かといった位置付けで、比重のメリハリがはっきりしているので、ハマりどころの”的”が絞られている印象。(要は主役にハマらなければそれで終わり、的な)
この点で私個人的に本作にはハマりませんでした。どうも張芸興さんが響いてこないんですよね…(「老九門」二爺も)。なんというか、目が「虚」に感じる…。

・非現実的か現実的か→どちらも現代ものではありますが、キャラ設定や世界観にかなり非現実感がある「盜墓筆記」と比べて、本作はそのあたり、かなり現実的だと思いました。ドラマチックな題材にもかかわらず。
この辺は本当に好みの問題でしょうが、本作の方が入りやすいという人もいるんだろうなと思いました。
逆にエンタメ性という点では「盜墓筆記」の方がより高いのかな、というような印象です。

まとめ

ラストもハッキリ描き切らない方式でしたが、私的には別にあんまり気にならないかな w
でも冒頭でも書いた通り、題材の割には無理なく堅実なストーリー展開でそこは見やすかったです。

日本人の中川親子を演じられた張帆さん(この方も「盗墓筆記」系出演者)が、外国人役を演じる上で立ち居振る舞いに気を遣っておられるように感じられて、印象に残りました(動作、リアクションがかなり控えめで、すごく姿勢がいい)。同じアジア人同士での違いを出すのって、難しそう。

あと、彭飛孟阿赛さん)も割と好きなキャラでした(この方も「盗墓筆記」系出演者)。声、良いです。挿入歌も1曲歌っておられたようなのですが、曲名だけではわからないのでどれかわかりませんでした。

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