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【中国ドラマ】「盗墓筆記 The Lost Tomb」感想:これが始まりか!

中国ドラマ

YouTube「歡瑞官方影視專區」チャンネルにて中国ドラマ「盗墓筆記 The Lost Tomb」(2015)を見終わりました。
先導集2話+10話
(ビジュアル、その他情報などはこちら→百度百科
※「盗墓筆記」シリーズまとめ記事はこちら→1:概要・作品リスト編2:キャラクター編

※2021.10.12に初投稿した記事ですが、再視聴し2024.04.23加筆修正しました。
(シリーズを一通り見終わり全体的な理解が深まったことと、私の”字幕力”(中国語力とは言えないw)がほんのわずかですが上がったことで、当時の記事が少し大雑把すぎたと感じたためです)

この作品は「盗墓筆記」シリーズの第1作目でエピソードとしても始まりに当たります。(「盗墓筆記」シリーズについては上記リンク「概要:作品リスト編」のまとめ記事をどうぞ♪)

2015年の作品で技術面や予算(おそらく)なども含めて考えると、後ろから遡って見ている私としてはそういう意味であまり期待は出来ない(しかも全12話と短い)と分かってはいたのですが、これから他のシリーズ作品を色々見るにあたって「だったら最初から見るか」と思った次第です。

若干モチベーションとしては低い視聴ですが、やっぱり情報として知ってるエピソードでも、動く映像として見ておきたかったということもあります。
その点ではやっぱり感慨深いものがありました。

あとは、後々「全部見たぞー!」って言いたかったw
ま、12話なんでね。ちゃちゃっと見ちゃおうと思いました。(12話がちょろいと思ってしまうのは”中国ドラマファンあるある”でしょうね。日本のドラマなら1クール…よりちょっと長いくらい?)

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主なキャスト

吳邪(老九門呉家の生まれ。ドイツ留学帰り):李易峰

阿寧裘德考(Hendry Cox)の配下の探検家):唐嫣

張起霊(小哥)(寡黙で戦闘能力が高く古墓にも詳しいが謎めいた人物):楊洋

吳三省吳邪の叔父(三叔)。古墓と骨董に造詣が深い):張智堯

王胖子(北京潘家園の骨董商。胖子=太っちょ):劉天佐

潘子吳三省の助手。兵役経験がある):魏巍

High少(《ドラマオリジナルキャラクター》吳邪の友人で同じくドイツ留学帰り):李晨浩

陳丞澄(《ドラマオリジナルキャラクター》陳文錦吳三省のかつての恋人)の姪と偽って吳邪たちに近づくが、実は阿寧と同じく裘德考の配下):孫耀琦
→どうでもいいんですが、この役名、私には「チャンチャンチャン!」としか聞こえなくてw でもピンイン(chén chéng chéng)見たらなるほどと。劇中でも「晨晨晨か?成成成か?」とか聞かれてたので、まあ、ネタみたいなネーミングってことなんですかね?

印象に残ったところ

”とりあえず作ってみた”感を感じてしまう、こじんまりした印象と制作当時の時代感

大掛かりな「重啓」「沙海」から見始めた人間からすると、冒頭でも語った通りビジュアル的にどうしても見劣りしますし、キャラクターも少なくてこじんまりした印象でした。

近年の精巧でリアルな美術に慣れた目で見ると、本作の古墓の岩などの感じなどが逆に整いすぎていてリアルさに欠け、作り物感が強いかなと。
また音楽もゴリゴリのシンセで盛り上げていて、なんだか懐かしさを感じてしまいました。

時代もあるだろうし、予算のこともあるかもしれませんので、そこはしょうがないんですけどね。

でもまあなんといっても第1作目ですから、”とにかく作ってみた”ということかもしれませんし、原作を知らない人が当時この作品を見る分には問題なく(?)楽しめたんでしょうね。
謎だらけで、続きへ持ち越し案件が多過ぎって感じではありますけど(笑)
(ただこれはこのシリーズの宿命でもあります)

話数の短さによる駆け足感

全12話とコンパクトな作品で、世界観が独特なうえシリーズ第1作ということもあって説明が必要なことも多いため若干駆け足っぽかったですが、それでも頑張って色々詰め込んでいた印象です。

老九門や、発丘中郎将(古代中国で武器などの製造の資源とするため、墳墓を暴く為に設立された官職)など…。

それにしても冒頭(先導集)、ドイツからの留学帰りの人が、なんで牛頭の文物持って謎の集団に追いかけられるのかw

原作にはいないオリジナルキャラクターの存在

原作にはいないドラマオリジナルキャラが結構メインになっているのでシリーズ全体を通して考えた時に、本作のエピソードとどれくらい整合性があるのかというのは少し気になってしまいます。

鉄三角がまだできていない最初の方で呉邪とつるんで動いていたのは本当は誰だったのか?もしかして呉邪一人で?オリジナルキャラを置くことで、話を端折ることができたとか?

う~~ん、ちょっと気になります。

とはいえ、本作のポイント

結局、後々繋がる本作でのポイントは魯王宮に行ったということ呉邪が麒麟喝を飲んだこと蛇眉銅魚の登場、なのかな。
張起霊がただの怪しい人でしかなかったのはなんだか残念だけど、原作でもこの時点ではそうなのかしら?

ところで本作の蛇眉銅魚、なんか微妙にデカいw
これが具体的にどういうことができるシロモノなのかは「雲頂天宮」にて見ることができました!

「シリーズ遡り視聴者の私」が映像で見られて感慨深かったポイント

「悶油瓶」を初めて聞いた!

小哥(張起霊)のあだ名ということは知ってたけど、私が見た2作では言ってなかったし(大人になったから?)、呼びづらくないか?と思ってましたが、本作では普通に呼ばれてました。というか、吳邪がつけたあだ名なのか…。

「天真」の始まり!

吳邪「天真(=無邪気)って呼ばれてるのは私も見てるけど、「これが始まりか〜」というのと、呼ばれる経緯?を見てるようで、それも感慨深かったです。
若い頃は本当に疑うことをまずしないし、ピュアすぎるし、といったキャラだったんですね。頭がいいのとは別なんだな〜。

阿寧との出会い

後々何かと尾を引く事になる阿寧との出会いが見られて感慨深かった…。吳邪に惹かれる下地はできたのかな…と納得。

三叔(吳三省)ってやっぱり謎

本作、そして「重啓」「沙海」に出てくる吳三省の印象がそれぞれ違う!でも「重啓」であれだけ吳邪が探し回っていた三叔とべったり一緒に探検できているのは、なんとなく「よかったね〜」という気持ちで見てしまいました(時系列逆なんだけど)。

でも「重啓」だけ見ているとなんだか吳邪が小さい頃に失踪したかのような印象を受けるし、「沙海」でもまたちょっと違うし…。
ちなみに本作の吳三省、かっこよかった!潘子と二人、大人のかっこよさがありました。

→追記:一通り見終わって吳三省という人がどういう存在なのかをわかるとこのモヤモヤしたナゾ感は一応解消しました。とはいえ、完全にスッキリしたわけではなく”印象がその都度全然違うのは、ある意味仕方がない”ということがわかった状態です。

「鉄三角」(吳邪、小哥、胖子)はまだ!

吳邪小哥胖子は出てるけど、知り合っただけで3人の絆はまだって感じでした。
それにしても小哥胖子も「なぜ今ここに?」っていう登場の仕方だったな〜。

小哥(張起霊)

本作では小哥、ただの怪しい強者だったな…

楊洋さんの小哥

まず見た目がかっこよかったです。スタイルもめちゃくちゃ良かったし。
実は私、写真では「ちょっと髪型が…」と思っていたのですが。動いてるところを見るとそこまで「?」でもなかったです。

楊洋さん演じる小哥という点については、本作の小哥の描かれ方があまりにも謎で、彼の目的とか来歴とかも誰もわからないし、感情なんかも全然出さないまま終わってしまっているので、なんとも言えないのが残念でした。

「鉄三角」はまだでも、小哥はすでに吳邪の保護者!

時系列でも随分あとの方の「重啓」では「鉄三角」でもあるし、吳邪が余命3ヶ月ということもあって小哥の保護も手厚かったのはすごくわかるんですが、そうでもないこの作品でもすでに陰になり日向になり、吳邪を守ってました。
この頃の小哥にとっての吳邪ってどういう存在だったんだろう?

みんな小哥の扱いが酷すぎやしないかい?

確かに来歴は謎だし、やたらと強すぎるし、やたらと古墓に詳しすぎるし、挙げ句の果てに20年前の写真に今と変わらない姿で写ってるしで、まあ言ってみれば「怪しい」けど、あれだけ助けられたり、困った時に頼りにしたりするくせに、おかしなことがあると「小哥か?」とか疑ったり、もっと酷いのは苦労して古墓から脱出した時に小哥がちゃんと脱出したかを確認せずに火を着けて虫を焼き払おうとしたのは結構引きました…。あれは酷い。

しかもずいぶん経ってから「あれ?小哥は?」とか言い出して、それでも「大丈夫だろう」みたいに勝手に納得してたり…。おいおい。
火を着けた時、私思わず「え?小哥は?ちゃんと探して!」なんて思ってしまいました。

ツッコミポイント(笑)

呉邪と張起霊、2人のスタイリングが似過ぎ問題

呉邪李易峰さん、天真さは出てたけど体格が結構しっかりしているのと、何より黒づくめのやたらスタイリッシュな格好と相まって張起霊とあんまり差がなく見え、なんなら”二人組のスペシャリスト”に見えたのが面白かったです。

新月飯店でのオークションシーンって、「終極筆記」でやったあれ?

実は「終極筆記」を見た時、オークションのシーンで呉邪が”天灯”のことを知らずに椅子に座ってしまうのに違和感を感じたんですよね。本作で経験してるのを見てるから。

本作のエピソードとしてねじ込んだのかなとも思ったのですが、新月飯店に来た動機が違いますもんねえ。

三叔が小哥のことをよく知らないって?

三叔小哥のことをよく知らないというのが謎。西沙考古隊で一緒だったのに。
呉邪に対してわざととぼけてる?

そして例の集合写真は第一作目から出ていたとは感慨深い…。

見られて満足!

「これがそうか!」なんて色々感慨深くて、見終わった今、満足感があります。
当初この作品だけ見た人は、色々謎が多い終わり方をしているのでもやもやしたことでしょうが、私は続きが次々見られるので、全然大丈夫です(笑)
楽しかった!

2022/7/25 追記:「2」を見ました!

続きのドラマ「盗墓筆記2之 怒海潜沙&秦嶺神樹 Explore with the Note」を見終わりました!

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