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【中国ドラマ】「成化十四年~都に咲く秘密~」感想:謎解きのストーリー展開が秀逸!のめり込んであっという間に最終回へ

中国ドラマ

BS11にて放送されていた中国ドラマ「成化十四年~都に咲く秘密~」を見終わりました。
全48話
原題「成化十四年」(2020)(ビジュアル・その他情報はこちら→百度百科

のめり込んで見ていたら、そのまま最終回へ突入した!という印象のドラマでした。
とにかく謎解きのストーリー展開が秀逸。
面白かった〜♪

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主なキャスト

唐泛(唐潤青)(順天府推官。若過ぎた為”状元”にはなれなかったものの、それほどの頭脳の持ち主。推理力に優れ、美食家でもある。文官のため武術の腕はないが、弁舌が巧み):官鴻

隋州(隋広川)(錦衣衛北鎮撫司総旗。武術に長けるが料理の腕も一流。驍騎将軍隋安瀾の姪孫で皇太后の一族である名家の出):傅孟柏

汪植/楊福(西廠初代提督。万貴妃の元で育てられた宦官。切れ者で立ち回りも上手く冷酷さも併せ持つ。皇帝の信頼も厚い。まだ弱冠にも満たない少年/汪植に瓜二つの囚人):劉耀元

朵児拉(オイラト人の少女):鶴男

万貴妃(万貞児)(明憲宗皇貴妃。対立する皇太后と同い年だが皇帝の寵愛を一身に受けている。皇帝を守るため”娘子軍(女性部隊)”を訓練し率いている):賈静雯

李子龍(商人を装っているが、政界・経済界や異民族をも含めた幅広い人脈を持っており、野望を持ち策略に長けた人物。実は李一族の末裔):王茂蕾

裴淮(神医と称される医者。唐泛の友人):毛毅

冬児唐泛の下宿先の下働きの少女。人並外れた記憶力を持つ):黃楊鈿甜

印象に残ったところ

”特徴”と言えるところが多い作品だったと思います。

映像の色彩が独特

ひと目見た最初の印象が「なんか画面がオレンジっぽい!」。
暖色系のフィルターがかかったかのように見えるのが印象的でした。それが映画っぽくも見えたりして。
それまで「慶余年」をずっと見ていたのですが、それとは明らかに違う気がしまして。
ま、すぐ慣れたんですけどね。
こんなことは初めてだったのですごく印象に残っています。

メイキングでも謎解きの作品として人物を際立たせるために、背景の色調を抑えた…というようなことを仰っていたので何か関わりがあるのかもしれません。まあ、よくわかりませんがw

ストーリー展開が秀逸!

この作品、どのサイトを見ても”ミステリー”という分類ではないんですけど…(”時代劇”とか”喜劇”とかになってます)でもまあ、”事件捜査”が連なっているというタイプのドラマなんですが、その展開がスムーズだし、飽きが来ないし、ちゃんとクライマックスに向かって盛り上がるし…で本当に引き込まれて楽しめました。

先の案件の関係者が後々再登場したりもするんですが、その流れも自然だし、話が広がっていく感じが興味をそそられました。
このドラマの感想を一言だけ言うなら、間違いなくこの点について挙げます!

また明朝のお話ですが、起こる事件が公害問題だったり、爆弾テロだったり、また登場人物では退役軍人がPTSDに苦しんでいる描写があったり、”人とのコミュニケーションが難しい人物”が出てきたり、と現代の私たちから見てもリアルに捉えられる内容なのが印象的でした。

まあ、それにしても順天府錦衣衛東廠西廠大理寺だと、似たような機関が多すぎません?w 微妙に違うのかもしれませんけど。

1シーンが短い!…からか、最初のうちは登場人物が記憶に残りにくい

シーンの切り替わりが早くて、1シーンがめちゃくちゃ短いんですよね。
テンポがいいといえばそうなんですが、最初のうちは人物紹介も兼ねているので、ちょっと出てきてはすぐにカットになった上、しばらくして下の名前だけ出てきたり、パッと顔を出したりするだけで「これ、誰だっけ?」ってなることが多くて(汗)その案件だけに関わった人とかもう…!(実は数話見た後、もう一回引き返して見直しました)

まあ、私のオツムの問題かもしれませんが、私もそれなりに中国ドラマの視聴回数を重ねてはいますし、それでもこんなに戸惑ったこともあまりなかったので、最初はちょっと萎えそうになりました。

キャラクターの配置が面白い

あらゆる点で正反対の二人がバディを組んで捜査にあたる…というドラマはたくさんあると思うのですが、それプラス、敵か味方かわからない汪植のような人物とも協力しあって三人で進めていくというところが新鮮で面白いな〜と思いました。

あと、個人的な好みの話ですが、”めんどくさいキャラ”がいなくて、非常にすっきりと気持ちよくドラマを楽しめました♪(強いて言えば、冒頭あたりの唐泛が思考が独特すぎて、しかもそれで癇癪を起こしたりするので、若干めんどくさく見えましたが…)

さすがジャッキー・チェンプロデュース、「成家班」のアクション!!

ジャッキー・チェンがプロデュースし、ジャッキー率いるスタントマンチーム「成家班」が関わった作品ということで、素人目にも明らかに一味違うアクションを堪能することができました。

古装劇といえばありえない跳躍とか、やたらのスローモーションとか、とにかくあり得ない誇張した動きが当たり前みたいになってる気がしますが、この作品では「地に足着いた凄技」を見せて貰った気がします。
追跡なんかでもむやみにぴょんぴょん飛んだりせず「パルクール」みたいな技でしたし。
また、目新しい独特な動きの擬闘も多く、楽しめました。

ただ、見始める前は、ジャッキーの名前もありますし、この点が売りの作品なのかと思っていたのですが実際には思ったほどアクションシーンは多くなく、特に武術の達人みたいな人も出てこないので、そのほとんどが隋州のアクションシーンに留まったのが意外でした。ま、カッコ良かったですが。

印象に残ったキャスト

※この項目はネタバレを含みます。

隋州:傅孟柏

いや〜、ハマりましたわ♪
第一印象は「なんてソフトでマイルドな錦衣衛なんだ…」だったんですけどw おそらくご本人の声質や話し方によるものなんですけどね。
(台湾の演員さんがご自身の声で演じられるのは珍しいな〜と思ったのですが、最近はそういう流れになりつつあるようですね。なんでも今後、配音演員さんを使うとなると費用が演員さん持ちになるとかいうニュースを見た気がするんですが…香港の方とかどうするんだろ?)
傅孟柏さんは声質や話し方も大きな特徴というか持ち味だと思うので、とても良かったです。

隋州というキャラにおいても、ハマっていたし好演されていたと思います。
冷静で慎重、武術に長けている一方で、意外と料理好きで腕も一流というところ。ただ、その静かな性質というのが心に抱えている重いもの(退役後のPTSD)にも原因があって…というエピソードもあったりして。そういうものを抱えながらでも、いろんな出会いを経て少しずつ心が開いていく過程が伝わってきました。
錦衣衛という職業柄もありますが、一見近寄りがたいタイプでも実は思いやりのある人物で、自分の家に来た唐泛冬児の食事(経済的にも)の面倒を見たりしてるところは、父親がわりの兄にも見えました(年齢的なものもあるかもしれないけど)。そういうところも良かったですね。

まあでも何より、シンプルにカッコ良かったです(体格も♪鍛えてらっしゃいますね)。
メイキングで少しされていた「酔拳」(かな?)もお見事でした。

馬林:李立群

雲和の銀山に関わる権力者。官銀の鉛混入案件の表向きの首謀者。
いわゆる時代劇によくいる”越後屋”キャラで、「自分に落とせない人間はいない」と豪語するような賄賂にまみれた人物ですが、そんな中でも奥底の「人の良さ」みたいなものが垣間見える、というか滲み出ていて、最期は見ている私も少し切なくなりました。

確かに犯罪者だけど、彼なりの理屈と、何より生きていくために、家族を養うために奮闘した一人の男性なんだな…と思わせられて、それがすごく印象に残っています。馬林自身はリスクが大きい割に旨味が少なかったというのもありますし(ま、それでも資産は相当だったようですが)。
唐泛を籠絡するための接待でしたが、「美食」というこだわりで唐泛を知己とも思ったのは本心のような気もしますし、唐泛と共に儲けはしても害する気はなかっただろうとも見えますし…。

で、そういう複雑なキャラを見事に演じられていたなとすごく印象に残りました。

王憲:楊凱程

固安郡主の夫で武庫司に勤める機械類の設計・組み立ての天才。
世を揺るがす脅威的な兵器を2つも発明した人。

「呆症」と称される”他人とコミュニケーションを取ることが困難な人”なんですが、このキャラ、良かったです!
「呆症」の人に降嫁した郡主ということで、周りはいろんなことを言いますが、当の本人たちは最初はお互いのメリットのためにという側面もありつつ、実際は本当の夫婦の情を築き上げていたというところも良かったですし、ほとんど言葉を発することのなかった王憲がこのエピソードのラストに心の中で郡主への深い想いを吐露するシーンも良かった…。

そして、王憲自身の生涯の夢を叶えるため、また幼い頃に郡主と交わした約束を果たすため(また事態の収束という側面も含め)、爆弾を積んだ飛行機で二人幸せそうに空へ飛び立つシーンは、思わずじわりと来てしまいました。

演じられていた楊凱程さんも素晴らしいと思いましたし、裴淮の口から語られたこういった人たちに対する認識(「呆症」というのは治る治らないの病ではなく、思考法・意志の表現法の違いに過ぎないということ)にも好感が持てました。

他にも…

汪植劉耀元さん、ハマり役だな〜と思いましたし(なんか体格的にも…。劉耀元さんご自身は日本で言ったらそれほど小柄じゃないと思うんですが、近くに官鴻さん、傅孟柏さんという本当に背の高い方がいると小さく見えて…それがまた逆に怖いのでハマってる)李子龍王茂蕾さんもベテランが遺憾無く力を発揮されて王道のラスボスぶりでしたし、冬児黃楊鈿甜さんは誰が見ても文句なく可愛いし、裴淮毛毅さんも「医術の虫っぷり」と「気のいい奴」っぷりがハマってて良かったです。

これはブロマンス作品なのか?

※この項目はネタバレを含みます。

で、この問題(?)ですよねw

このドラマのメインビジュアルを見てもそんな期待を抱かせられるし、BS11の番組紹介にも冒頭にデカデカと「ブロマンス」の文字が掲げられていましたし、何より原作が耽美小説らしいし…。

ただ、私の個人的な感想では「要素が全然ないわけじゃないけど、ブロマンスというよりは普通のバディの絆くらいかな」です。

これ、人によって受け取り方が結構さまざまらしく、ネット上でもいろんな感想を目にしました。

ちなみに私的に「ブロマンスだ〜!」と”キュン”と来たものは「鎮魂」「君、花海棠の紅にあらず」で、「オリジナル・シン -原生之罪-」は「いや、そんなに…。刑事物のバディって大体こんな感じじゃない?」という感じの人間です。(だって「相棒」(日本の)でブロマンスを微塵も感じないですし…。…言ってて自分でドン引きw)
(ちなみに「山河令」は2話で脱落見直しました、「陳情令」は未見です見ました

結局、この手のニュアンスって”二人の間のすごく繊細な空気感”(「友達以上、恋人未満」とかいうやつ)がキモだと思うので、壁ドンがあった!とか、お風呂でバッタリ会った!とかっていっても、それだけでキュンとくるかというと、それは別に…って感じで。

ただ、厳密にいうと後半「隋州唐泛」については感じるところもあるんですよ。ただその逆がどうも…??
唐泛にとって隋州は確かに身の回りの大切な人たちの内の一人には違いないだろうけど、じゃあ例えば裴淮とかと比べて彼より特別かといえば、そこまでには感じられないんですよね。
なんか「みんな同じように大事!」って感じに見える。

確かに途中からお互い「潤青」、「広川」と呼び合うようにはなりますが、そこに至る経緯が「なんかあったっけ?」って感じがするんですよね…。

唐泛のキャラクター設計?

ブロマンス感云々にも多少関係してる気がするのが、それ以前の根本的なことで気になってる点でして。
これ、私だけかな〜?
唐泛のキャラって(キャラ設定とか設計の話)、これどうなの?と思えて仕方ないんですよね。

↓私の違和感のキーポイント

随州の家で間借りし始めてすぐ、勝手に随州の持ち物を触って屋外に放り出したのを非難されると逆ギレして「陰険だ。出て行って欲しいならそう言え。ここにいても辱めを受けるだけだから出ていく」とか言い出した。謎。

・雲和からの帰り、前任者が何人も不審な死を遂げているという非常に危険な局面でみんなが唐泛を守るために苦心し、また共に危険にさらされたにもかかわらず、唐泛に扮した朵児拉が怪我を負ったことで随州を責めた時の理屈が酷い。
「男が何人もいるのに、なぜ朵児拉にそんな役目を負わせたのか。結局”オイラト人が憎い”んじゃないか」なんて。
ストーリーもだいぶ進んだ段階で、随州はそんな人ではないとまだ信じられないところがまた「なんなのこの人」なんですよね(随州はちゃんと自分の鎧を朵児拉に着けさせてあげてたのに)。

朵児拉唐泛を助けて命を落とした場面。「なぜ止めた(助けに行くのを)」とか「錦衣衛は今まで何をしてたんだ」とか言って随州に当たりますが、この場面だけ切り取って見れば唐泛も取り乱して、心許せる人に、逆に当たり散らしてしまうというのは理解できるんですが、それまでの随州に対する配慮のなさの積み重ねを見ているこっちは「この期に及んでまだそんなこと言う?!」ってまた強い違和感を覚えてしまいました。そもそも自分が間抜けに丁満に捕まってこんなことになったんじゃないか、とも言いたくなりますし。その後随州のPTSDも悪化しちゃうし…。ほんとに随州に対する配慮がなさすぎる。(逆に事件関係者…馬林とか李茂とか…に対しての方がよっぽど気を使ってる)。
なんか器が小さいというか、「誰もどうしようもなかったし、みんな辛いんだ」ということにまで考えが及ばないというか…。

…ああ、悪口が止まらないw

頭いいところももちろんあるけど、結構間抜けに捕まったり、衝動的に動いてみんなに迷惑かけたりもするし、それはまだ仕方ないとしても、何かのトラブルがあった時に他人を責めたりする(主に随州冬児もかな)、非難するだけならまだしも癇癪起こして騒いだりするくせに、急に「お腹が空いた」とかで随州に上目遣いでおねだりしたり(その変化が唐突)。あと、自分は空気を読まずに騒いだりするのに、裴淮には一丁前に女心を説いたり…。
なんか、ちょっとイライラさせられます。

一人の人物像としてもなんかチグハグで筋が通ってない上に、こういう変人キャラの唯一の魅力の切り札ともいえる「ギリギリの愛嬌」も効いてないというか。

でまた、そういう「よくわからない人」が主役なんですよね。
もちろん変人キャラが主役という作品もなくは無いですけど、それで物語の芯となる求心力のあるキャラの表現って本当に難易度が高いことで、実際はなかなか成功しづらいと思うんです。(その点で「君、花海棠の紅にあらず」商細蕊(尹正さん)は本当に凄い)
ただ、唐泛ってゴリゴリの演技派がやる感じの役でもないでしょうしねぇ…。

官鴻さんご本人は愛嬌が持ち味と言っていいほどの方とお見受けしますし、ビジュアルがいいのは間違いないですからね。このままの雰囲気がドラマ本編で活かせたら、すごく良かっただろうに…。
(メイキングで見ていても傅孟柏さんとの相性も良さそうですし、そういう点ではドラマ本編より”萌え度”が高かった気がします)
このドラマの唐泛はビジュアルがいいとか、笑顔が可愛いだけでは帳消しにできない「なんなのこの人感」が拭いきれなくて…。

まあ、ブロマンスは全く意識してないと言うならそれはそれでいいんですけど、原作が耽美でイケメン二人を据えて、壁ドンやら、お風呂ドッキリ?を入れてる時点で、狙ってるのはあからさまですよね。
なので、最終的に”なんだかどっちつかずになっちゃった感”が残念に感じます。
筋書きが面白い上にブロマンスも乗っかってきたら、このドラマ、もっとヒットしただろうな〜って。

例えば思考が独特で喜怒哀楽がはっきりしているにしても、バランスをもう少し調整して一人の人物像として無理なく見せられれば、そこでご本人の持ち味も活きて、ブロマンスとして見るにもしっくりきただろうに…と思うと、なんだか勿体無くて!
特に脚本(キャラ設計?)の喜怒哀楽の「怒」にムリがあるって感じに見えました。(もしかして配音との相性の問題もあるのかな…?)

どうなんでしょう。私だけかな?

ただ、思い返してみると唐泛って途中から朵児拉の可愛さに気づいてデレデレしだしたり、二人でいい感じになったりもしてましたね。そうすると、朵児拉がダメだったからって次に随州へ意識が向くかというと、ちょっと考えづらいですね…。
あれ、本気でブロマンスは狙ってないのか?!

まとめ

ま、多少気になるところはあっても、とにかく肝心のストーリーとその展開が面白いドラマでした!見て良かったです。

iQiyiでもこのドラマが見られるようですし、次は、中国語の勉強も兼ねて簡字体字幕でちょっとずつ見ることにしました♪
カットになったシーンがあったんなら見られるかもしれないという期待も持ちつつ…。

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