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【中国ドラマ】「オリジナル・シン -原生之罪-」感想:やるせない…ブロマンスとしてはかなりビターかな

中国ドラマ

BS11にて放送されていた中国ドラマ「オリジナル・シン -原生之罪-」を見終わりました。
全42話(30分枠にて)。
原題「原生之罪」(2018)(ビジュアル・その他情報はこちら→百度百科

最近は中国ドラマといっても古装劇の恋愛ものはもういいかな…という気持ちになっているので、ミステリーを色々見たいモードになっています。ということでこのドラマ。
しかも以前見た「バーニング・アイス -無証之罪-」に続く「〜之罪」シリーズ?なので、これは是非見ないと!と思いまして(実際、その点では何か特に関連がある感じはしませんでしたが)。

結果、どハマりはしなかったものの、毎回続きが気になって最後まで楽しめました。

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主なキャスト

チー・ジェン/翟天臨(ジャイ・ティエンリン)

ルー・リー/尹正(イン・ジョン)

ウー・ウェンシュエン/白冰(バイ・ビン)

ソフィー/顏卓靈(チェリー・ガン)

ドン・リンチー/章申(チャン・シェン)

印象に残ったところ

作品を通して次へ次へと興味を惹かれたので、最後まで楽しく視聴できました。
ということで、逆に(私にとって)残念なところはなかったので、良かったところというよりは印象に残ったことを少し挙げてみようかなと思います。

主役二人の関係性の変化が自然で良かった

ある事件の容疑者家族と被害者家族、元弁護士と刑事、(一見)陰と陽タイプ、という二人が最終的に心から信頼しあえる相棒になっていく過程の描き方が自然で説得力がありました。
タイプの違いはあれど、二人とも優秀な人なんですよね。そこで事件に当たっていくうちにじっくり信頼を築き上げていく。
一回お互い本音を曝け出して殺せだ殺すだと声を荒げたシーンがありましたが、その後気まずいながらも一緒に仕事していくところの空気感とか、なんかリアルで良かったな…。

ただ、自然にじっくり時間をかけて関係が近くなるので、本当に心から笑いあえるような関係になった時にはもうドラマの終わりだったというのが若干寂しいですが。

舞台が架空の都市(ロケ地:マレーシア)でちょっとした海外気分になれた

舞台は樺城(ホワチョン)市という架空の都市で、ロケ地はマレーシアなんだとか。
警察や都市部の賑わい、また地方の雰囲気も通常の中国ドラマともやっぱり雰囲気が違って、ちょっとした海外旅行気分になれました。

お代わり(笑)したシーン

笑いもない、キュンキュンくるシーンもない(笑)、「結構硬派なドラマだな…」なんて思いながら視聴していた中盤、急にお代わりしたくなるシーンが出てきました。
それは捜査チーム後輩の休暇中にあった出来事をみんなで聞いていた、あのエピソード。
笑っちゃ悪い(可哀想)から我慢する→堪え切れなくなって、みんな吹き出しちゃう…の繰り返しという、あのシーンです。
笑いを我慢してるのって、なんであんなに面白いんだろう。私もつられ笑いしちゃいました。
特にルー・リーなんか普段仏頂面しかしていないのに、そこらへんの本で顔を隠して笑ってるのがちょっと可愛かったです。

あのシーンは、すぐに早戻ししてお代わりしました(笑)。

チー・ジェンの最期

チー・ジェンってかなり複雑なキャラでしたね。本人は優秀で努力もしてるのに、なぜか報われず苦労ばかりしている。
ソフィーと徐々に関係が近くなっていくところは、「せめて恋愛方面だけは幸せになって〜」と思っちゃうほど。でも…涙。

ラストがまさかの展開で、以前ちょっとした因縁があった男に殺されて呆気なく終わってしまうなんて。
私もそのエピソードは忘れていたので「そういえばいたね、この男!」なんて思っちゃいました。ソフィーから追い払われただけで、殺そうなんて(しかも随分経ってから)思うかね!?…まあ、そういう人もいるのかな…。

ドラマで人が事切れるシーンってよく見ますけど(あれ?視聴ジャンルによるのかw。私は結構見てます)大体、首をガクンとうなだれる、とか、手がだらんと脱力するって表現になる気がするんですけど、チー・ジェンの場合は「目だけ」でした。ふっと焦点が合わなくなる。
なんか、リアルで本当に悲しくなってしまいました。

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最近は《ブロマンス祭り》状態の私(笑)

実はいくつかのドラマを並行して視聴していて、ルー・リーを演じた尹正さんを違うドラマでも見ている最中なのですが(「君、花海棠の紅にあらず」の商細蕊)時代もキャラクターも全然違うので、それもまた楽しいです。
一人の役者さんの違う役を2つ、3つ…と見ていくとその都度、その実力に驚かされますし、尊敬しますし、贅沢な楽しみだな〜と思えます。

ということで、現在このドラマ(終わったけど、後続の「ダイイング・アンサー~法医秦明~」も録画中)、やもはや何周してるかわからない「鎮魂」、からの「明蘭~才媛の春~」(本当は古装劇の恋愛もので見る気がなかったのに、朱一龍さん目当てで見ることに…同じ目的で2回目の「ミーユエ」や動画で見た「重启之极海听雷」も)、結構な寝不足生活を送っているのですが、なんとなく「ブロマンス」作品が目立つ気がします。最近の流行りなんですかね。
確かに恋愛ものはもういいや、と言っている私が見てるくらいなので目新しさに惹かれる人も多いかもしれませんし、実際見てみると好きでした(笑)。

中国よりももっと視界を広げると世界?ではBLドラマが増えてきている印象ですが、中国の場合は審査?が通らないとかで、原作がBLでもドラマではブロマンス(兄弟情)になるのだとか聞きました。

この「オリジナル・シン -原生之罪-」も一応、そいういう切り口での紹介もあったのですが、ブロマンスという視点では、かなりビターなブロマンスだな〜という印象です。もはや別に「ブロマンス」と言わなくても…というレベルの。
元々刑事物のバディって大体これくらいの雰囲気が出てるんじゃないかな〜なんて思いました。
お互いそれぞれ大切に想うパートナーがいますしね。

私が他に見た「鎮魂」とか「君、花海棠の紅にあらず」のCPはもっとキュンキュン(死語?)するし、二人でなんだか可愛いところがはっきりしてるような気がするんです。(でも恋愛でもない。その辺の匙加減がブロマンス?)


…ちょっと今、気になって最後あたりを見直したらこの「オリジナル・シン」の二人もお互いのことを「兄弟」と言ってましたね(もちろん兄弟呼びするからってわけではないですが、今までの経緯と最後の緊迫した状況でこの呼び方をするのは、やっぱりはっきりと特別な相手だと言ってるようなものかと)。ほんとに最後の最後だ…。う〜ん、やっぱりかなりビター。

まあでも、しばらく離れていた中国ドラマにまたハマれていること自体も楽しいですし、このドラマも見て良かったと思える作品でした!
さ、次々いくぞ!

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