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【中国映画】「介子鬼城 Conjuring Curse」感想:「盗墓筆記」鉄三角の探検って久しぶりじゃない?!

中国ドラマ

YouTube「YOUKU MOVIE-Get APP now」チャンネルにて中国映画「介子鬼城 Conjuring Curse」(2023)を見終わりました。
上映時間:106min.
(ビジュアル、その他情報はこちら→百度百科
※「盗墓筆記」シリーズまとめ記事はこちら→1:概要・作品リスト編2:キャラクター編

今、私なりの「盗墓筆記」シリーズまとめ記事を書いているところなのですが、そこで調べ物をしていたらYouTubeにこちらの映画がアップロードされていることに気づきました!
知らなかったよ!危ない!(?)

今まで何本かシリーズの映画作品は見ましたが、メインである鉄三角呉邪張起霊王胖子)が探検している王道ともいえそうなものって、実はなかった…と思うのですが。(タイトルが「盗墓筆記」という映画ですらそうではないですし→感想はこちら

で、早速見ましたよ。映画なんてドラマに比べればあっという間ですから。
今回は”ホラーみ”が強い、という感じ。
細かいツッコミは細々あれど、ま、そこは「盗墓筆記」ですからw

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主なキャスト

呉邪(老九門呉家の現当主で骨董店呉山居の社長。通称「小三爺」。ドイツの大学で建築を学び、持ち前の強い好奇心で呉家の元来の生業と関わりの深い考古学事業にのめり込む。謎解き、骨董鑑定、古文字の解読などを得意とする。あだ名は「天真(=無邪気)」。張起霊王胖子と3人で「鉄三角」と呼ばれる):景研竣

張起霊(東北張家の族長。神出鬼没で人並外れた武術の腕前を持ち、寡黙で神秘的な人物。あだ名は「小哥(=おにいさん)」。張家一族の特徴として数百年レベルの非常な長寿で、本作でも見た目は青年だが実際は100歳を超える年齢):陳葉生

王胖子(北京潘家園で骨董を商っており、古墓についても経験・知識が豊富で腕っぷしも強い。陽気で仲間思いで「鉄三角」のムードメーカー。胖子(=太っちょ)):王泊文

印象に残ったところ

今回の探検はホラーっぽさが印象的

のっけから不気味な陶器の人形とそれとリンクした動きをさせられ最終的に亡くなってしまう人のシーンがあり、メインの探検でも不気味で夥しい数の人形、どこからか聞こえる子供の笑い声や童謡の歌声、7つの決まり…など要素としてはホラーっぽさが強く感じられました。
罠・仕掛けの危なさというより、その場所独自の禁忌を犯すことの危なさがキモという感じで。

若干の「あれ、何しに行ったんだっけ?」感w

お爺ちゃんの心残りを代わりにやってあげようとした結果、地下宮殿探検へ乗り出すことに
→辿り着いたら土夫子(墓泥棒)たちがいたので、文物は守らなければいけない!と警戒(盗墓もの規制に配慮アピール?)
→苦労して中に入ったはいいがそこは”後戻りできない迷宮”で、もはや出口を探すことが目的となる
→迷ううちに”決まり”を破ったためそこの大ボスである化け物(飛夜鬼)と戦う羽目になる
→必死の戦いでそこの遺跡はぶっ壊しつつ命からがら脱出!
→(見てる私)「あれ、何しに行ったんだっけ?」w

…でも、探検ってそんなものかも。違うか。

フレッシュすぎる鉄三角

この映画、出演されている俳優さんを、私は一人も知りませんでした。(厳密にいうと例の墓泥棒のボスは最近見たばかりの「長歌行」でちょっとした役をしておられました。でも本当にその人だけ)
なので、まっさらなイメージで純粋に役として見られるのでいいな、とは思っていました。
そして見るからにフレッシュな鉄三角呉邪張起霊王胖子)で、原作を知らない私だけど、きっと呉邪たちが若い時のエピソードなのだろうと思って見ていました。

…ら、どうやら違ったらしく。

少し調べてみると、本作は原作小説にはないエピソードらしいのですが、ただ、ラストの彩蛋で出てきた「雨村」というワードから時系列的には「沙海」呉邪37歳)と「重啓」呉邪39歳)の間ということになるらしいんです。
ということはですよ、俳優さん的に秦昊さんと朱一龍さんの間の年齢ということになるんです。(朱一龍さんはご自身の実年齢の10歳上の設定を演じられましたが、一応アラサーで童顔ではないですしね)

いや〜、見えない見えない!20そこそこの呉邪だと思ってた!
景研竣さん、すごく透明感があって少年感の強いお顔立ちなんですよね。ビジュアルの傾向としては鹿晗さんの呉邪映画版「盗墓筆記」)に近いかなぁと。(眼鏡かけてるの、すごくいい!)
ただ調べてみると、撮影当時は28歳だったみたいで。…あれ、朱一龍さんとあんまり条件は変わらないか。いやぁ、それでも少年感が強い。強すぎですw

どおりで、やたら落ち着いていてクールだし(”天真”じゃない)、武術はできるし(呉邪が武術を身につけたのはかなり後のことなので)…なワケですわ。

王胖子王泊文さんもキャラの雰囲気はよく出ているけど、やっぱり若い。こちらも時系列でいうとベテラン陳明昊さんと同じくらいになるはずなのですが、全然違いますw
あと、全然”胖子”(太っちょ)じゃないのは、他のドラマでもあるあるですね。(陳明昊さんはガタイがしっかりされていてOKだと思いますが)

あと、張起霊陳葉生さんもハードルの高いキャラながら、よく雰囲気を出しておられたと思いました(とにかく「雲頂天宮」を思えば全然いいです)。まあ、小哥張起霊)については肖宇梁さん(「終極筆記」「沙海」)という”もうこれが正解でしょ”という最適解が既に存在しちゃってますから、そんな中で健闘されたと思います。

その他 細々したこと…

◎美術的にも見応えあり!実際に新疆ゴビ砂漠で撮影されたらしいですし、『介子鬼城』内の不気味で夥しい数の人形や月光の灯りなどの不思議な仕掛けなど見栄えがしましたし、小規模(ですよね?)な映画の割には見応えのある映像でした。

◎砂漠へバスで行く時に、なぜか座席に座らずバスの上に立ってる小哥がかなり面白かった。なんでそんなとこに?

◎盗墓ものの規制はもうないってことでいいですかね?!これからもどんどん作品が世に出てくると思ってもいいのかな?

…思わず長々と語ってしまいました。やっぱり「盗墓筆記」の世界は楽しいです。
実はもう1本映画がアップロードされているので、早速そちらも見に行きたいと思います。
(YouTubeっていつ見れなくなるかわかりませんからねぇ)

追記:↓見ました!

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